第33話 ページ36
『ふぁ〜』
翌日の朝。私は珍しく早く目が覚めたのでみんなより一足先に食堂へ向かう。
『(この時間は確か朝ご飯の準備してるハズ)』
そう思いながら食堂に入ると味噌汁の匂いや、目玉焼きが焼ける音などが聞こえてきた。
『おはようございます』
「！
あら、おはよう。今日は早いのね」
『なんか目が覚めちゃって…』
「そうなの…。心配だったのよ、2日も連絡取れてないって聞いたから」
『あはは…』
「みんなも焦ってたわよ。Aちゃんを探さないとって」
『？
焦る？私を助けに来た時は凄く冷静でしたけど？見間違いじゃないですか？』
「本当の事なんだけどね…」
『何か言いましたか？声が小さくてよく聞こえなくて…』
「うんん。何も言ってないよ！」
『そうですか。それだったらいいんですけど』
彼女の名前は
知さんの家系は代々高専寮の専属調理員で、知さんはお母さんから受け継いで今年で3年目らしい。
「それよりAちゃんが帰ってきたら食べてもらおうと思ってた新作おにぎりがあるんだけど、食べてもらえる？」
『勿論です！』
「灰原君は美味しいって言ってくれたんだけど、あの子なんでも美味しいって言うから本当に美味しいか不安なのよね」
『まぁ、確かに…』
ちょうど1ヶ月前に料理苦手な私が雄君に作ったオムライスでも美味しいよ、ってぎこちない笑顔で食べてくれたことがあるから、確かに雄君の意見は参考にならないよなぁ、と心の中で思った。
「はい。ご飯に天かすとめんつゆ、それに青のりとお塩を振って作ってみたんだけどどうかな？」
そんなの絶対美味しいじゃん、と思いながら1口パクッと食べると想像通りで美味しかった。
『美味しいです！…けどもうちょっとさっぱり感が欲しいですね』
「さっぱり感……大葉を巻いてみるのはどうかしら」
そう言って知さんが取り出してきた大葉をおにぎりに巻いて食べて見ると………
『美味しい！！』
「足りなかったのは大葉ね。残り少ないからまた今度買ってくるわ」
『お願いします！』
「おはようございます」
おにぎりが私の理想の姿になって喜んでいたところにパジャマ姿の夏油先輩がやってきた。
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ミルクティー - 作者さんの、謙虚さが好き！失礼だったら、ごめんなさい。 (4月13日 17時) (
レス) @page26 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
マミ 2世(プロフ) - 雷鴉．Nさん» 雷鴉. Nさんコメントありがとうございます！セリフ褒められたの初めてだったので嬉しいです！実はそのセリフ五条さんの「大丈夫、僕、最強だから」をめっちゃ意識して書いていたので大好きって言ってもらえてとても嬉しいです！！これからも応援よろしくお願いします！ (8月30日 18時) (レス) id: acd4e1f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
雷鴉．N - 夢主さんの『影の中なら私は最強だから』ってセリフ大好きです！ (8月30日 9時) (レス) @page48 id: 37dd88ffaf (このIDを非表示/違反報告)
マミ 2世(プロフ) - 蒼さん» 蒼さんコメントありがとうございます！はい、作者が「クズ共と戯れる」の作者のマミです。スマホが機種変したのでこちらのアカウントで更新しています！初めて見た作品が作者のだなんて…凄く嬉しいです！ありがとうございます！！これからも応援お願いします！！ (6月5日 21時) (レス) id: acd4e1f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - クズ共と戯れるの作者様ですか！？占ツクで初めて見た小説がクズ共と戯れるでした…この小説も大大大好きです！！応援してます😭🫶 (6月5日 13時) (レス) id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マミ 2世 | 作成日時：2023年5月27日 14時
