俺の存在 ~ Ryota.K ~

#6 ページ7

裕太 side



今は 涼太くんの 病室 。



その 涼太くんの 身体には痛々しくも 沢山のガーゼやら包帯やら …



“ ピッピっ ” と 機械音が 静かな部屋に鳴り響く 。



隼「 …… 涼太 くん … 」



メン「 隼 、涼太は大丈夫だって 。」



「 …… 。 それにしても 2人遅いな 。」



先生の話を聞きに行った 2人が まだ戻ってこない。



しばらく 沈黙が続く 。



すると 病室の扉が開き 、2人が 帰ってきた 。




玲「 あ 。 どうなの？ 涼太くんは … 」



玲於は 亜嵐くんに しがみつくように聞く 。



亜「あ 、あぁ … そのことで … 」



龍「 涼太 、“ 脊髄損傷 ” 。これで大体分かったやろ … ？ もう 涼太の身体は 思うように動かない 。」




は ？ 嘘やろ …



もう 涼太くんと 踊ることできひんの ？



もう 一緒に ライブとかで はっちゃけられへんの？



そんなん嫌やで 。




隼「 え … ？ てことは 涼太くん … もう … 」



玲「嘘だ … !! 嘘だよ … 」



年少組 は パニック 。



そりゃそうやて 。俺ですら 理解できひんもん 。



いや 、理解したくないだけかもしらんな …



涼( ﾋﾟｸｯ )



「 い、いま 涼太くん 動いたよな … 」



話が終わり パッと 涼太くんに目を移すと 指先が動いた気がした 。



メン「 嘘でしょ 。… ほんと？ 」



涼 「………… っ 」



GENE-涼「 …… 涼太 !! / 涼太くん !! 」




涼太くんが 目を覚ました 。

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