*•【場地圭介】 (ページ8)

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どうやら千冬君も圭介君と私に似ているぬいぐるみを探し回っていた。
2人揃って可愛い。

圭介君は千冬君が取ってきた袋の中を漁り、手のひらサイズの猫のぬいぐるみを取り出した。

場「これAに似てんな」

千「そうなんすよ！そんで…」

じゃーん！！と出したのは圭介君が出した猫のぬいぐるみと同じシリーズで、これまた目つきの悪い猫とキラキラ目の猫

千「ほら！これで場地さんとAさんと俺っす！」

奇跡的に3人に似たのがあったんすよ〜！！
と子供のようにはしゃぐ千冬君が可愛くて圭介君と一緒に千冬君の頭を撫でた。
もう私と圭介君は千冬君のことを親目線で見ている。

それからまた私と千冬君は乱獲して
気付けば外は日が沈みかけていた。アームが強くたくさん取れるため熱中していた。

『いや〜取った取った。』

景品が入った袋を持ちながら3人で家まで帰る。
結局圭介君は何も取らずに私と千冬君を見守っていた。

千「場地さん！これあげます！」

いきなり袋を漁った千冬君はさっきの猫のぬいぐるみを3体、圭介君に渡した。

場「いいのか？」

千「はい！」

『んじゃ私もこれ』

私も最初に取った犬のぬいぐるみを2人にあげた。

千「いいんすか！？」

場「さんきゅ。て、いいのか？」

『いいよ〜他にも2人に似てるやつ取ったし』

そう、あのゲーセンには圭介君と千冬君に似たぬいぐるみがたくさんあった。私も行きつけにしよう。

千「すごく楽しかったです！」

『ね！久しぶりに熱中しちゃった』

場「いい思い出になったな」

千「はい！！！！！！！！」

場「声でけぇ」

『可愛い〜』

それからしばらくして家に着いた私は久しぶりにはしゃいだこともあってすぐに寝てしまった。

こんな何気ない日々がいつまでも続いて欲しいと願って。