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K 8 ページ8
………そして、今に至る。
どうやって家まで帰ってきたのかわかんねぇけど、
そんなのどうだっていい。
ただ、後悔ばかりだ。
なんで、もっと早く…
もっと早く、藤ヶ谷に気持ちを伝えなかった?
なんで、あの時…
藤ヶ谷を拒絶した?
こんなに好きなのに…
なんで俺はこんなにもバカなんだ?
藤ヶ谷のこと…放っておいた?
もう、藤ヶ谷は届かない。
俺の傍に来ることはない。
後悔しても、しきれない。
なんであの時…
なんであの時……
なんであの時っ!!!
浮かぶのは、さっきの藤ヶ谷の顔。
俺は、散々藤ヶ谷を傷つけてた…。
………好きだ。
それでも、好きだ。
好きなんだ。
後悔しか残らなかったけど、
好きで好きで…しかたない。
藤ヶ谷の横に誰かが居るなんて…
……想像するだけで耐えられない。
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作者名:咲良 | 作成日時:2017年9月17日 14時