K 47 ページ5
勢いよく部屋のドアを開けて飛び出すと
「うわっ！」
誰かにぶつかった。
「ミツ…」
「横尾さん…」
もしかして…聞かれてた？
「ごめん、急ぐから」
とにかく今は藤ヶ谷のとこに行かないと！
走り出そうとした俺の腕は横尾さんによって捕まれ、止まった。
「…太輔、居なくなったの？」
！！！
「病院だろ？
俺、今日車で来てるから。
行こう！」
何がなんだかわからないが、
そのまま真剣な横尾さんに腕を引かれ、
地下駐車場へと走った。
さっきの俺の声を聞いてたとしても、なぜこんなに冷静なのか。
それに、なぜあんなとこに居たのか…。
でも、どうであれ病院へ急いでくれることは助かる。
横尾さんの車の助手席へと座り、病院へと出発した。
横尾さんは前を向いたまま、話し出した。
「ごめん、意味わかんないよね」
「あ…うん」
「俺の勝手なる思い込みだったんだけど、
俺を拒否らなかったってことは、合ってたと思っていいかな？
…ミツ、ずっと太輔と居たよね？」
横尾さんには…見えてたのか？
「…藤ヶ谷が居るの、見えてた？」
俺だけじゃなかったのか？
「やっぱり、太輔が居たんだ…
いや、見えてないよ。
何度かミツが太輔の名前呼びながら独り言話してる時に遭遇した。
それって、そこに太輔が居ないと成立しない会話だったから。
じゃあ、太輔がいるのかな？って。
それからミツ見てたら、楽屋でも視線がおかしいんだよね。
凄く柔らかい笑顔で斜め上見てたり」
あれだけ注意を払っていたはずなのに、
注意散漫じゃないか、俺…。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 745人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲良(プロフ) - mimotaさん» mimotaさん、ありがとうございます！本としおりがきっかけになるので、その頃から描きながら、これが繋がるんだよねーとひとり楽しんでました（笑）幸せな気持ちになっていただけて、とても嬉しいです☆次回作は未定ですが、また楽しんでもらえたらなと思っています(^^) (2020年7月19日 13時) (
レス) id: d3822b71c4 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 北山アマージョさん» 北山アマージョさん、ありがとうございます！今回も楽しんでいただけたようで嬉しいです！2人は絶対幸せになってもらわないと！ですよね☆2人一緒だとホッコリできます♪ (2020年7月19日 13時) (レス) id: d3822b71c4 (このIDを非表示/違反報告)
mimota(プロフ) - ところで、、最後にそんなことがあったんですね(ﾟoﾟ;;大変な中、こんなにたくさん更新とかすごいです(≧∀≦)今はゆっくり休んで下さいね！咲良さんの次回作のんびり楽しみに待ってます☆ 長くなり失礼しました(＞＜) (2020年7月19日 3時) (レス) id: e3aff967f8 (このIDを非表示/違反報告)
mimota(プロフ) - 完結おめでとうございます！本としおりを渡す時のKさん…すごく切なかったけど、Fさんの記憶が戻るきっかけになってホント良かったです！やっと気持ちが通じ合って最後の甘い甘いキス(//∇//)最高でした！幸せな気持ちでいっぱいです〜 (2020年7月19日 3時) (レス) id: e3aff967f8 (このIDを非表示/違反報告)
北山アマージョ(プロフ) - 咲良さんのお話しいつもとても好きです。忘れたれて傷ついた北山くんにどんな魔法が起きるのかと思ったら、藤ヶ谷くん思い出してくれて良かったです泣やっぱり最後は幸せな2人がみたいものですね！いつも楽しませて頂きありがとうございます。 (2020年7月18日 23時) (レス) id: 1da5eb0478 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：咲良
| 作成日時：2020年6月14日 0時
