バンタンの93line-紳士なヒョンとの日常-7

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SH「そんな顔しないでー」

「へへへ」



ウリウリと頬を撫でられれば、嬉しくなって笑っちゃう。

間近にスヒョニヒョンの顔があって、その目に吸い込まれそうになる。

パッチリお目々に、スッとした鼻筋、彫りの深さが影をつくって、神秘的なお顔立ち。

笑うと甘い雰囲気が醸し出される。



「王子様だー」

SH「え？」

MH「あ、気にしないでください。こういう人なんです」

SH「なんかうちのテヒョナと似てるなぁ。可愛いね」

「へへへ」



ハニヒョンがハマる理由が分かるかもしれない。

こんなに胸がキュンキュンする人は初めてだ。



SH「ねぇねぇ、ハオのその服どこの？」

MH「これは」



スヒョニヒョンにくっつきながら、2人の会話を聞き流す。

デザインのお仕事もしてるから、ハイセンスなミンハオと話が合うのかもしれない。

時々ドギョムも混じりながら、弾んだ会話になっていく。

話してる間も僕が退屈しないように手で遊んでくれる。

ギュッて掴めば指を絡めて手を繋いでくれる。

なんか弟の扱いに慣れてるなぁ。



SH「なるほどね。視覚的効果が大きいのか」

MH「しかく？」



なんか難しいこと話してるなぁ。

スヒョニヒョンあったかいから、眠くなってきたなぁ。



DK「中国語で何て言うんだろう、、、」

SH「あぁ、そっか。visual effctsで分かる？」

MH「はい！」

SH「良かった。2人が中国メンバーか。何か嬉しいな」

「どうしてー？」

SH「僕も英語しか分からないでこっちに来たから、同じ様な状況で頑張ってる人に会えるのって励みになるんだ。僕も頑張らなくちゃって」



すごいなぁ。

もう十分なのに、まだまだ上を見てるんだ。



「ヒョン、ふぁいてぃーん、、、」

SH「眠そうだねㅋ」

「んー、、、」



スヒョニヒョンの隣は何だか安心できて、もう本当に寝そう。



SG「探した」



何か別の低い声が聞こえるけど、意識が上げられそうにない。



SG「何の為のスマホだよ」

SH「ごめんごめん」

SG「なんだ、この状況」

SH「あはは。可愛くてつい」

SG「これは寝てんのか？」

DK「目開けて寝るんです」

MH「こういう人なんで気にしないでください」

SH「ね？可愛いでしょ。さっ、ユン来たから行かなきゃ。じゃあね2人とも」

MH・DK「「はい！」」

SH「ジュニもGood night」



おでこに何か触れた感触を最後に夢の中に沈んだ。

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