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JK「お手洗い行ってきます」

TH「いってらっしゃーい」

RM「気をつけてね」

JH「行こうか?」

JK「すぐそこなので大丈夫です!」



それから少し。



JN「遅くない?」

「探してくるよ」

SG「不安しかない」

JH「僕も行きますよ」

「It'OK.すぐそこだって言ってたでしょ?僕だって1人でトイレぐらい行けるって」



疑いの目を向けられた気がするけど放っておこう。

マンネが行けるんだ。

次男が行けなくてどうするってね。

いざ。



「No(違う)......」



ため息混じりに自分の置かれた状況を見直す。

まさかね。

いや、ありえないって。

一旦歩みを止めて、周りに目をやる。

どこを歩いてきたかなんて記憶の彼方。

右も左も、景色はイマイチ変わらない。

前も後ろも、行き交う人だけ。



「スマホ、、、」



前回のように、都合よく持ってる訳がなかった。

やらかしました。

ミン・スヒョンお決まりの迷子です。

誰かに聞こうにも、あいにくテヒョナみたいに日本語が堪能じゃないから分からない。

それに知らない人の目を見る勇気もない。



「Oh,shit(しまった)......」



闇雲に歩いても仕方がないので、大人しく近くの長椅子に寄りかかる。

周りはみんな忙しいらしく誰も話しかけては来ない。

見向きすらしない人もちらほら。

なんだか1人ぼっちになったみたいだ。

でも、何だろう。

妙に心地良い。



「I see(あぁ、そっか)」



見られてる感覚がないからだ。

こんなに人がいるのに、あの恐怖を感じないからだ。

久しぶりの感覚に、胸が熱くなる。

目を閉じて深呼吸をする。

今なら鏡を見れる気がする。

でも何処にあるかなんて分からない。

フラフラとまた歩き出す。



「I found(見つけた)」



スタンドミラーが立て掛けられている。

立ち止まる足に語りかける。

ここで怖気付くな。

動け。

心臓の音がやけに大きく聞こえる。

脈が早い訳でも、嫌な感じがする訳でもない。

苦しくない。

大丈夫。

ゆっくりと前に立つ。

目線は足先を向いたまま。

.→←106大丈夫 スヒョンside



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ソラン(プロフ) - omiu8899さん» コメントありがとうございます!スヒョナを愛してくれてありがとうございます☺️めちゃくちゃ嬉しいお言葉も!励みになります!!! (2021年10月22日 8時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
omiu8899(プロフ) - コメント失礼致します🙇🏻‍♀️スヒョナよかったね…😭本当に涙が出ました😭ありがとうございます😭 (2021年10月21日 11時) (レス) @page43 id: 8cab90b17e (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ちゃこさん» コメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです!私も書きながら、ああ可愛い、、、ってずっと言ってました笑 (2021年10月9日 15時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ - ソランさんの書くグクに悶絶するかと思いました、、可愛過ぎます! (2021年10月8日 15時) (レス) @page13 id: 82a87509f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラン | 作成日時:2021年10月4日 9時

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