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ちょこんと座れば、ジミニヒョンがホットミルクを出してくれた。
「ありがとうございます」
JM「ううん。やっぱ心配?」
「はい、、、」
またちょっと涙が出そうで、下を向けば、ジミニヒョンが抱きしめてくれる。
ホビヒョンも頭を撫でてくれる。
みんな心配で、怖いのは分かってるんだ。
でもマンネの僕がこんなだから、見せないだけ。
スヒョニヒョンが僕たちから離れてたとき、テヒョニヒョンに肩を掴まれたのを思い出す。
TH「僕が1番怖いよ!」
あの時のヒョンは、声を張り上げて怒ってたけど、苦しそうに顔を歪ませてた。
僕の肩を掴む手はとても強くて、痛かった。
あの強さがテヒョニヒョンが抱えてる怖さそのものだと思った。
心では大泣きしてたんだ。
ずっと自分のせいだと思い込んで、1人で全部背負ってた。
「テヒョニヒョンは?」
きっと今も、1人で泣いてる。
JM「部屋じゃない?」
JH「呼ぼうか?」
首を縦に振れば、ホビヒョンがカトクを送ってくれる。
1分もしないうちに、部屋のドアが叩かれた。
TH「弱々マンネー、大丈夫だよー」
入ってくるなり、真っ直ぐ僕のところに来てほっぺを掴まれる。
こうやって、僕の前では笑顔でいようと努めるの。
それが余計に僕を苦しめるんだ。
「ヒョンも怖いですか?」
僕の声はびっくりするくらい震えてた。
笑ってた顔が固まる。
「僕も怖いです」
少しずつ苦しげな表情に変わる。
「ジニヒョン、歩くのも辛そうでした。
スヒョニヒョン、立ち上がるのも難しそうでした。
2人とも、ちゃんと帰ってきますよね?」
誰も何も言ってくれなくて、僕の恐怖が肯定されたみたいで、前が見えなくなる。
JM「泣かないで」
僕よりも小さな手で、涙を拭ってくれる。
けど、そんなジミニヒョンだって泣いてる。
さっきから黙ったままのホビヒョンも、なんて声をかけたらいいか、きっと必死に考えてくれてる。
自分の辛さを仕舞い込んで。
僕はもちもちの白い手を掴んだ。
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ソラン(プロフ) - omiu8899さん» コメントありがとうございます!スヒョナを愛してくれてありがとうございます☺️めちゃくちゃ嬉しいお言葉も!励みになります!!! (2021年10月22日 8時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
omiu8899(プロフ) - コメント失礼致します🙇🏻♀️スヒョナよかったね…😭本当に涙が出ました😭ありがとうございます😭 (2021年10月21日 11時) (レス) @page43 id: 8cab90b17e (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ちゃこさん» コメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです!私も書きながら、ああ可愛い、、、ってずっと言ってました笑 (2021年10月9日 15時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ - ソランさんの書くグクに悶絶するかと思いました、、可愛過ぎます! (2021年10月8日 15時) (レス) @page13 id: 82a87509f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソラン | 作成日時:2021年10月4日 9時