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JS「なんか、ヒョナがどんどん離れていくみたい、、、」
隣で寂しげに肩を落とされる。
仔犬のようなこの顔。
僕、弱いんだって。
「今はちゃんと隣にいる。それに、いつでも電話してって言ったでしょ?」
JS「うん、、、」
SG「あ!あーー!!!そうえば、スヒョニヒョン、最近僕たちSEVENTEENと仲良くしてくれてますよね!?」
また雰囲気を変えようと、スングァナが僕のアカウントを映したスマホ画面を見せる。
「スングァナで7人目だよ」
JS「僕だけだったのにね」
SG「ヒョン、、、」
ほんの少し、また空気が重くなる。
「今日はやけに嫌味だね」
立ち止まって、タッパーを開ける。
あたりに甘酸っぱい香りが舞う。
「はい、あーん」
下を向くジョシュアの口に無理矢理詰め込む。
「スングァナもはーい」
SG「え、あ、はい!ん!美味しいです!」
「ほんと?良かった」
グループが出来上がるまでに長い準備期間を経て、やっとデビューを果たして、まだ2年。
周りからの期待に押し潰され、不安にまみれてもおかしくない頃だと思う。
特に、ジョシュアはグループでは1番年上のメンバーに入る。
テヒョナと同じ年であれだけの弟を抱えるのは、難しいこと。
加えて僕と同じ、周りに頼るのを中々しない子だから。
「はちみつレモンには、強い殺菌効果があるんだって。風邪予防とか美肌効果もそうだけどさ。今考えてる暗い気持ちも、さっぱりさせてくれるんじゃない?」
無理しなくて良いから。
背伸びしなくて大丈夫だから。
そんな意味も込めて、まだ細く小さい背中を抱きしめる。
JS「スヒョナってロマンチストだよね」
「悪い?」
JS「ううん。好き」
「良かった」
SG「ヒョ、ヒョ、ヒョ、ヒョン」
あ、いけない。
目の前で顔芸を披露するスングァナのこと忘れてた。
「グァナもハグする?」
SG「いや、えっと、あの」
JS「あんまりいじめないでね」
「そんなつもりは、、、」
JH「あ!スヒョニヒョーン!!!」
遠くから、いつも僕を見つけてくれるホソガの声がする。
JN「ヤー!ヒョナ、どこ行ってたんだ!?」
「ネ、ヒョン、、、。ごめんなさーい」
JK「あー!僕のはちみつレモーン!」
TH「ヒョーーン!」
無事みんなの元に戻ることができました。
TH「ありがとシュアヤ」
JS「いーえー」
SG「僕たちも戻りましょ!」
「2人とも、ありがとね」
「「はーい」」
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ソラン(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけたら嬉しいです!応援も、ありがとうございます。 (2021年9月25日 18時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ぽんきちさん» リクエストありがとうございます!日本LIVEの舞台で、そういったお話を書かせていただきますね。少し先になってしまいますが98話で書きます。楽しみに待っていてください!! (2021年9月25日 18時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 主様、リクエストお答えいただきありがとうございます!これからも楽しみにしてます!頑張ってください! (2021年9月24日 19時) (レス) @page50 id: a5c2bfe764 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんきち(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいてます!LIVE中スヒョニが倒れたり、怪我をしてしまっても最後までやり遂げるような話が読みたいです! (2021年9月24日 16時) (レス) @page50 id: 5ae70f95a4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!上手くかけたか、心配だったのですが、そう言っていただけて嬉しいです!これからは、もっと英語を出していきますね。応援、ありがとうございます! (2021年9月19日 20時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソラン | 作成日時:2021年9月10日 21時