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それぞれの良さ ページ2

フィールドに出た私達を迎えたのは、大きな声援。

観客席には、見覚えのあるBブロックのトレーナー達の姿があった。

「頑張れーー!」

「負けんじゃねぇぞ!!」

「ファイトー!!」

『皆……』

身体を固めていた緊張が緩んだ気がした。

Aはその声援に答えるように胸を張り、笑顔を見せる。


シ「……お前、どこから来たんだ?」

『え?』

突然投げ掛けられた質問に、Aは目を丸くする。

シ「俺は今まで1度も、お前の名前を聞いたことがなかった。シンオウリーグでもお前の姿を見ていない。これほどの実力のあるトレーナーなら、そこそこの知名度はあるはずだ。違うか?」

スラスラと並べられる質問。

それは、Aの心を焦らせるには十分過ぎるものだった。

『……シンオウ地方には、最近やってきたんです』

シンジの横を通り過ぎる時、Aはそう答える。

Aはそのまままっすぐフィールドの反対側に向かい、シンジと向き合う形になった。

そして高く空を見上げ、誰に言うわけでもなく呟き始める。


『カントー地方から来ました。まだこっちに来て数日しかたっていませんが……

カントー地方と同じくらい、私はシンオウ地方も好きです』


カントーではいなかったポケモン、

カントーでは出会えなかったトレーナー、

カントーでは感じられなかったシンオウの気候や自然。


……シンオウには、カントーとはまた違った良さがある。


いつの間にか、私もこんなにシンオウ地方が好きになってたんだな……


シンジはまだ何か言いたげだったが、小さく笑みを浮かべた後ボールを構えた。


シ「カントーも、悪くはない」

『なんだ。訪れたこと、あったんですか』


笑いながらAはボールをフィールドの上空へと投げた。

あの広い、青空に届くように。




『まかせたよ、シャワーズ!!』


「エレキブル、バトルスタンバイ!」

VSシンジ→←相手



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 みい・フローラ(プロフ) - 続きが楽しみです (3月25日 4時) (レス) @page26 id: 915eefe4dd (このIDを非表示/違反報告)
ピースサイン(プロフ) - 更新、楽しみに待ってます!!!!! (2020年1月1日 9時) (レス) id: 3da9a90428 (このIDを非表示/違反報告)
鈴松しおん@誤字り姫@受験fuc○(プロフ) - なんだこれ、夢主ちゃん悲しすぎる…幸せになってくれ… (2019年12月13日 21時) (レス) id: e085487720 (このIDを非表示/違反報告)
あられ - 更新がんばってください! (2019年9月24日 17時) (レス) id: 809f94af63 (このIDを非表示/違反報告)
華蓮 - 更新楽しみにしてます! (2019年6月29日 14時) (レス) id: a9e4b30e04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シリウス | 作成日時:2018年3月15日 21時

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