6 ページ7
そう私が尋ねると太宰さんは口に含んでいたお茶を全て吐き出した。
いや正確には吹き出した。
太宰「ゴホゴホ、いや済まない。お見苦しいところを見せてしまったね、ゴホッ」
A「いや、大丈夫ですけど、。大丈夫ですか?」
太宰「あぁ、私のことは心配しないでくれ給え。それと、中也はいいとして、私が芥川くんを何だって??」
A「何故、慕っているのかなぁと、」
太宰「それはとんでもない誤解だよ!Aちゃん!!」
だん!と足を踏みすごい形相でこちらを見てくる太宰さん。先程の紳士な面影はもはやもう無い。
A「で、でも。先生が言ってたんです!帰って調べたら本当にGoogleにも乗ってました、!」
太宰「ぐー?ぐる?なんだって?あと先生って誰だい!?誰がそんなでまかせを!!解せぬ、、」
額に手を当てぐぬぬ、、、と唸っている太宰さんは本当に芥川龍之介を慕っていないのだろう。
A「じゃあ、芥川龍之介と太宰さんはどのようなご関係なんですか?」
太宰「決まってるじゃない。部下と上司だよAちゃん♡」
あ、もちろん私が上司!とにこにこで付け加える太宰さん。
はて、小説家などに部下と上司などという階級があるのだろうか
A「小説家に部下と上司なんていう階級が昔はあったんですね。驚きです。」
と言うとまたお茶を吹き出す太宰さん
太宰「ちょっと?何を勘違いしているのかは知らないが小説家ってどういうことだい!?」
昔は小説家なんていう言い方じゃなかったのかな?失敗した、、
A「小説家というのは文を書く人のことです。例えば太宰さんだったら『人間失格』、芥川龍之介だったら、、うーん、有名なのは『羅生門』ですかね?」
は?と言う感じのジト目でこちらを見る太宰さん
太宰「『人間失格』というのは、私の異能名だよ。そういえば芥川くんも異能名は『羅生門』だったかな」
さっきから出てくるその単語
A「異能名とか異能力ってなんですか?」
そう、それが今1番聞かなきゃいけないことだ
132人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きい(プロフ) - こはるさん» ありがとうございます( ; ; )感激です!!頑張らさせて頂きます.....!! (2021年8月7日 9時) (レス) id: c987bda6d4 (このIDを非表示/違反報告)
こはる - なんかもう凄いです!!凄い好きです!(語彙力が無い)これからも頑張ってください!!応援してます! (2021年8月7日 0時) (レス) id: ac792f78c6 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます( ; ; )頑張ります! (2021年8月5日 7時) (レス) id: c987bda6d4 (このIDを非表示/違反報告)
あん - めちゃくちゃすきです!更新楽しみにしてます! (2021年8月5日 6時) (レス) id: e9cdc09531 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ゆめのあきさん» わわ!ありがとうございます( ; ; )頑張ります! (2021年7月31日 17時) (レス) id: c987bda6d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きい | 作成日時:2021年7月2日 1時