私のお父さんは織田作之助【文スト】

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Aside

あの後中原さんの部屋に案内され(幹部だからか部屋は凄い広かった)今はお昼ご飯を待っている。

私がオムライス好きだと言ったからかオムライスを作っているようだ。

すっっっっっごい良い匂いがする。いや、本当に。

料理人ですかレベルで私は非常にびっくりしてます。

中也「おい、ケチャップかデミグラスか選べ。」

あ、ソースの話ですか。そこまでしてくれるんですか。選ばせてくれるんですか。

神ですか？

A「ケチャップで、！」

仕方ない。4日も何も食べていないのだから少しくらい食い気味になったのは許して欲しい。

ん、と目の前に出されたオムライスは見るからにふわふわでとろけそうで凄く美味しそうだった。

豪華にもケチャップでニコちゃんマークが書かれていてマフィアなのになんか可愛いなと思って少し笑ってしまったは内緒だが...

中也「茶でいいか？」

A「は、はい！ありがとうございます！」

お分かりだろうが先程迄の態度と一変、私は胃袋を掴まれ割と丸くなっていた。

我ながら単純だと思う。

あ、手錠は取ってもらった。

お父さんはカレーが好きだったけど私はあんな辛いカレー食べたくない。

中也「上手いか？」

お茶を入れて目の前に置いてくれた中原さんが聞いてくる。

A「はいっ！ほっぺた落ちそうです！美味しい！！！」

語彙が無いのは見逃してほしい。でも本当に美味しいのだ。

中也「良かったわ。」

と、言いながら笑う中原さんは多分モテるんだと思う。

この顔で料理も上手でお金持ちで........とか上げ出したら切りがないくらい出てくるのだから女の人はほっとかないだろう。

身長があればもっと完璧だが........

中也「おい、手前何か失礼なこと考えてねェか？」

A「いえ滅相もない。」

じと目で此方を見てくるが気にしない気にしない

私はオムライスを食べるので忙しいから、！


その後
喉にオムライス詰まらないか心配されるほどには早く食べた。

お茶を飲んでゆっくりしていると

中也「おい休んでんじゃねェよ。仕事だ着いてこい。」

A「はぁい」

そう、私はここがどこだか忘れかけていた。

ポートマフィアだ。

私は中原さんに連れられて目的地に着くまで呑気にまたいつ中原さんの手料理が食べられるか考えていた。

此処が血に塗れた仕事場だと言うことを忘れて.....

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