29 ページ31
Aside
私は今首領の部屋の奥にあるちょっとしたスペースに連れられている。
3日以内にマフィアに入るか入らないかを決めないといけない。
私のことを取り返しにきた時のために1番セキュリティの高い部屋に閉じ込められていると言うわけだ。
数刻前_______
森「ところで、A君。マフィアに入る気は無いかね?」
A「..............はい?」
森「否、君をマフィアに勧誘したいと思ってね。だから中也君や芥川君に探偵社に出向いて貰ったのだよ。少々手荒な真似をしたことはすまないね。」
A「はぁ.........でもそれは、合理的判断では無いと思います。」
森「何故かね?」
A「私をマフィアに入れても足手纏いが増えるだけでなんの役にも立ちません。」
森「ほう。しかしそれがマフィアには利点しか無いのだよ。A君。2個の利点がある。」
するとドアがコンコン、と誰かによってノックされ
中也「首領、中原です。」
と、中原さんの声がした。
森「入りたまえ。」
そう声をかけると帽子を取り綺麗になった服を纏った中原さんが入ってきた。
森「では、話の続きだがね。利点の一つ目を教えよう。君のお父さんの織田作之助は元ポートマフィアだ。彼は『天衣無縫』という異能力を持った異能力者でね、5.6秒先の未来を見ることができたのだよ。君も未来が見れる異能力者だ。そうだね?」
A「何故、それを........」
そうこの世界に来てから私も異能力というものが発現していた。
しかし、まだ一回しか使ったことがないしそれに関してはほぼたまたま使ってしまっただけであって意図的に使ったものではない。
それなのに何故このマフィアのボスが知っているのか些か不思議だった。
森「何故って、まぁ簡単なことなんだけれどね。君が初めて太宰君に出会ったあの場所。あそこでマフィアの仕事をしている私の部下が居たのだよ。そしたら急に太宰君と、急に現れた女の子が居ると言うじゃないか。何かありそうだと思ってね。その時の会話を聞かせてもらった。」
それだったら辻褄が合う。あの時初めて異能を使った訳だし、
森「そしてね、織田君の異能は失うにはもったいなかったのだよ。だから君には織田君以上の働きを期待しているよ。」
そう言って森さんは有無を言わせない笑顔を作った。
132人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きい(プロフ) - こはるさん» ありがとうございます( ; ; )感激です!!頑張らさせて頂きます.....!! (2021年8月7日 9時) (レス) id: c987bda6d4 (このIDを非表示/違反報告)
こはる - なんかもう凄いです!!凄い好きです!(語彙力が無い)これからも頑張ってください!!応援してます! (2021年8月7日 0時) (レス) id: ac792f78c6 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - あんさん» ありがとうございます( ; ; )頑張ります! (2021年8月5日 7時) (レス) id: c987bda6d4 (このIDを非表示/違反報告)
あん - めちゃくちゃすきです!更新楽しみにしてます! (2021年8月5日 6時) (レス) id: e9cdc09531 (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ゆめのあきさん» わわ!ありがとうございます( ; ; )頑張ります! (2021年7月31日 17時) (レス) id: c987bda6d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きい | 作成日時:2021年7月2日 1時