私のお父さんは織田作之助【文スト】

11 ページ12

鏡花「.......は？」

ん？私今なんて言ったっけ、心の声が漏れ出てた？

なんて言ったか覚えてない

敦「きょ、鏡花ちゃん！？この人と知り合い！？しかも男ってどう言うこと！？！？」

鏡花「今初めて会ったし私は男じゃ無い。なんなら脱いで見せてあげても...」

と言いながら和服を脱ごうとする

敦「わぁぁあぁ！！！////ごめんごめん！！疑ってないよ！！」

太宰「お、男って......どう言うことだい....？」

凄いお腹抱えてる。

国木田「お前は笑うな。」

どかっと太宰さんの頭を殴る

太宰「痛い！だってどこからどう見ても鏡花ちゃんを男に見間違えるはずがないじゃ無いか！！敦くんを女に見間違えるのはまだあるとして！！」

敦「あのー太宰さんそれはどういう.....」

国木田「それはそうだが......」

敦「国木田さん！？」

？「ただいま戻りましたァー」

？「なンっでまだ七月だと言うのにこんなに暑いもンかねェ」

？「凄い暑かったですー！でもお店の中は涼しくて！やっぱり都会って凄いです！！！」

？「兄様〜？この後2人で......あら？」

？「鏡花ちゃん！？何やってるの！？服！服着て！！」

鏡花「だって、あの人私の事男だと思ってるから」

？「ん！？え？」

太宰「やぁ谷崎くんおかえり。」

谷崎「太宰さん、、！之はどう言う状況なンですか！？」

太宰「まあ理解できないのも仕方がないね。Aちゃんが鏡花ちゃんを見た時に『男』だと思ったらしくてねぇ笑」

？「鏡花を見てかい？そりゃァ目が節穴ってもンじゃ無いねェ。目が腐ってんなら治療してあげようか？」

A「目は大丈夫です。ありがとうございます。」

誰この人、、。私の目腐ってるように見えてるの？

太宰「よし！とりあえず乱歩さんが来るまで待ち給え。君が何者なのかもすぐに分かるさ」

と、意味ありげな言葉を残しどかっと私の隣に座る。

A(ここはどこ？)

敦(僕、女の子に見えてるのか、、、？)

鏡花(私、男？)

太宰(今日はAちゃんを誰の部屋に泊らせようか)

国木田(この小娘は一体誰だ？)

谷崎(鏡花ちゃん、男だったのか？)

与謝野(この女は誰だい？)

ナオミ(兄様、何考えてるのかしら。あんな難しそうな顔して...)

賢治(そういえばここの部屋も涼しいですね。なんででしょう？)


こうしてみんながそれぞれの疑問を持ったまま江戸川乱歩を待っていたのであった。

12→←10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す