【イナGO】雷門生徒会【霧野蘭丸】 (ページ4)

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生徒会２ページ4

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今年の生徒会役員は

会長：霧野蘭丸２年

副会長：未定

書記：狩屋マサキ１年

会計：神童拓人２年

庶務：剣城京介１年

であった。

Aは前年度生徒会長の南沢がいないことに驚いた。また、３年生が一人もいないということも信じ難かった。

ハタから見ればどうでもいいことだろうが、Aにはとてもショックだった。

いろいろ考えながら、新しい教室へと足を運ぶ。

そしてなぜか教室の前の廊下になぜか人集りがあった。しかも全員女子というある意味珍妙な光景。

「迷惑だ」と内心思ったが、口には出さずにその人集りを掻き分け、教室にやっとの思いで入ることが出来た。

心の中でガッツポーズをしていたが、教室内にいるとある二人を見て、人集りの意味を理解した。

そう、そこには新生徒役員が二人揃っていたのだ。

一人は昨年、圧倒的人気で会長に就任した南沢篤志を押しのけ、今年、南沢以上の人気を得て会長に就任した霧野蘭丸。

もう一人は去年と変わらず一定の支持を得て、尚且つ財閥の御曹司ということを鼻にかけた振る舞いがなく、紳士的な行動の多い、会計に就任した神童拓人。

A「一年間うるさくなりそうですね」

ボソッと呟く。

Aは黒板に掲示されている座席表を見るために移動した。

座席は霧野の隣だった。

A「うぅ。疎まれそうです……」