第十二話 ページ12
少し家から離れた森の中に来ると、ここに座ってくださいと言われ、大きな岩の上に座った。
___________
私達の主は、本当に酷い方でした。
強い刀とカッコイイ刀だけを愛し、そうでは無いものは邪魔者扱い。
実は私も最初は主に気に入られていたんです。
でも、私だけ愛されて、弟達は酷い扱いをされるのはおかしいと思い、私から主に
「弟達を愛して下さらないなら、私も愛して頂かなくて結構です。」そういったんです。
主は一度コクリと頷くと、私の胸ぐらをつかみ、引き寄せました。
そして、私の耳元でこう言いました。
「ならばもう、お前は必要ない。」
それから私は弟の分罰を受けました。
毎日のように殴られ蹴られ。正直辛かったですが、弟のためだと思ったら···
辛い日々を弟達と耐え続けていた私たちですが、
ある日を境にピタッとそれがなくなったのです。
理由は簡単です。主がこの本丸を捨てて行ったから。
しかも、私の弟の薬研藤四郎を連れて。
_____________
話し終わった一期は、辛い過去を思い出したせいか、
目には涙が溜まっていた。
弟のために主に殴られ続けた一期。
それでも弟の一人、
薬研藤四郎を救うことが出来なかったことをとても悔やんでいるだろう。
思い返してみると、一期の兄弟は皆んな、身体中にアザができていた。
酷すぎる。この子達をどうにかして助けたい。
その気持ちが大きくなり、私は一つの案を提案した。
「私が薬研藤四郎を見つけ出し、連れ帰ることが出来たら、私達の仲間になって下さいませんか?」
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こだぬき(プロフ) - はじめまして!楽しく読ませて頂きました!これから主人公さんがどんな風に刀剣の皆様と関わっていくのか楽しみです!また遊びに来させて頂きます!(*^^*) (2019年4月14日 19時) (レス) id: 680cc78f50 (このIDを非表示/違反報告)
氷くん(プロフ) - 面白いです!先が気になりますね〜、更新頑張ってください!!作者さんのポジティブさ好きです(笑) (2019年4月8日 15時) (レス) id: 2d2e894556 (このIDを非表示/違反報告)
琴丸ダイコン - 感想などを頂けると嬉しいです。 (2019年4月8日 13時) (レス) id: d6c283313e (このIDを非表示/違反報告)
琴丸ダイコン - 国語苦手なくせに小説書いてるから日本語やばいですね。本当に申し訳ないです!(全国の刀剣乱舞のファンの方) (2019年4月8日 13時) (レス) id: d6c283313e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴丸ダイコン | 作成日時:2019年4月8日 7時