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第二十話 ページ22

薬研は最後まで真剣に話してくれた。

実の主を自分で、自分本体で●したのか…

しかし、そうしないと行けない状況にあったのだ。

薬「だから俺っちは本丸には帰れない。」

長「お前は、自分のした事を後悔しているか?」

さっきまでいなかったはずの長谷部さんが、出てきた。

どうやら、ドアの向こう側で聞いていたらしい。

長谷部さんもさっきの話の中に出てきた人だ。

薬研くんを一番近くで見ていた人。

一緒にいた人しか分からないこともあるだろう。

長「俺は後悔していない。たしかに俺は主が一番だと考える。
だがあの主はどうだか、尊敬出来るような人だったか?」

長谷部さんは、薬研くんだけでなく、骨喰や鯰尾の顔も見ていた。

鯰「俺は薬研の行動間違ってなかったと思うよ。」

骨「俺も兄弟と同じだ。その事があったから今平和に暮らせているんだろ?」

薬研くんは、驚きの表情を見せていた。

秋田くんが言っていた通り、薬研くんはすごく優しいから、
主を●してしまったことに負い目を感じてしまっているのかもしれない。

薬「俺っちは敵と同じだ、まだ生きているはずの主の歴史を改変して、自分の感情だけで●したんだ!!」

薬研くんは周りに響くような大きな声で叫んだ。

歴史改変をしたと薬研は言ったが、私はそうは思わなかった。

A「主さんは元々死んでしまう運命だったのかもよ?」

骨「主?どういうことだ?」

その場にいたみんなが私に注目する。

A「昔の人も戦って負けて死んじゃったりしてるでしょ?だから、薬研くんも主と戦って主が負けたからそうなっちゃっただけじゃないかなぁ〜なんて」

自分で言っておきながら、中々に都合のいい話だなと思った。

でも、こうでも言わないと薬研くんはきっと変わらない。


私は丁度いいと思い、厚くん達から貰った手紙を薬研くんに渡した。

そこに何が書いてあったかは分からないが、
読んでいくにつれて、涙目になっていく薬研くん。

薬「こんな俺っちでも····戻っていいのか?」

私は骨喰達のほうを向いた。

二人とも首を縦にブンブンとふっていた。

鯰「薬研!帰っておいでよ!」

鯰尾の言葉に我慢できなくなったのか、薬研は泣きながら鯰尾に抱きついた。

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こだぬき(プロフ) - はじめまして!楽しく読ませて頂きました!これから主人公さんがどんな風に刀剣の皆様と関わっていくのか楽しみです!また遊びに来させて頂きます!(*^^*) (2019年4月14日 19時) (レス) id: 680cc78f50 (このIDを非表示/違反報告)
氷くん(プロフ) - 面白いです!先が気になりますね〜、更新頑張ってください!!作者さんのポジティブさ好きです(笑) (2019年4月8日 15時) (レス) id: 2d2e894556 (このIDを非表示/違反報告)
琴丸ダイコン - 感想などを頂けると嬉しいです。 (2019年4月8日 13時) (レス) id: d6c283313e (このIDを非表示/違反報告)
琴丸ダイコン - 国語苦手なくせに小説書いてるから日本語やばいですね。本当に申し訳ないです!(全国の刀剣乱舞のファンの方) (2019年4月8日 13時) (レス) id: d6c283313e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琴丸ダイコン | 作成日時:2019年4月8日 7時

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