ただ君が可愛いだけ

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あれから、収録は無事別日に回すことが出来て今は俺の家。

「のんちゃん、寝とき？」

望「でもなぁ、さっき寝すぎたからもう眠くないねん」

「そんなこと言うても、寝な元気にならんで？」

望「そうやけど…」

で、望が出した答えは、



「これでええ？」

リビングでテレビを見ながら眠る。だそう。

望「わぁ、照史くんと淳太やあ！」

いや、寝れへんやろ(笑)

「のんちゃん、俺今から昼ごはん作るけど、なにがええ？」

望「…うーん、うーん、」

食欲ないのか、って思って、冷蔵庫を開けてごそごそすること30秒。

「うどんでええ？」

望「うどん食べる！」

「はいよー」

“あっひゃひゃひゃひゃひゃ(笑)”

あー、照史君ワロてる(笑)

15分くらいかかって、完成したうどん。

あれ、のんちゃん、熱計ってないやん。
忘れとったわ

「のんちゃん、出来たでー」

望「んー、」

だるそうに起き上がるとしばらく停止。

熱上がっとんとちゃう？

「のんちゃん、熱計ってや」

体温計を渡すとジーッと見つめるだけ。

ぼーっとしすぎや(笑)

「貸してみーや」

って、のんちゃんの手から受け取って脇に挟んであげる。



…



…



ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

液晶画面に映し出された数字は、

“39.3”

「もぉ、のんちゃん大丈夫？」

なんで、こんな高いねん…

望「なんか、ぼーっとするねん、ふわふわって、」

「うーん、病院行こうや。お薬もらって、安静にしてれば多分治るから。行こ？」

力なく首を振るのんちゃん。
涙目になってこっちに訴えかけてくる。

「だーめ。行くよ」

望「行かん！いやや！」

「行かんのやったら、夜ご飯はのんちゃんの嫌いなポテトサラダもっりもりにするで。」

望「いややぁ！」

「どっちかやで。」

望「…行く。」

「ええ子や。」

頭を撫でてあげると、嬉しそうに緩む頬。
かわええな

準備を急いで、俺とのんちゃんは、病院に向かった。

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