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sh「…良くやったんじゃねぇの」
『シャークん、様、』
sh「別に、誰も責めないから」
だから我慢しなくていいよ。
と、私の目尻をそっと拭った。
シャークん様の言葉で溜められていたものが一気に崩れ落ちた
ああ。今私は、泣いているのか。
また涙が流れているのか。
この涙はボスを、
親を殺.してしまったことに対する悲しみなんだろうか。
それは、自分でもよく分からない
ただ、ボスのことが
人として好きだったんだと今になって気付いた。
確かにひどいことをされたかもしれない。
騙されていたのかもしれない。
けれど、そんなボスでも、ﾀﾋにそうな醜い私を救い、育ててくれた。私の親が私を捨てたように子育てというのはかなり労力を使うもののはずなのに。
私は静かに涙が枯れるのを待った。
br「戻ったよ〜ん」
na「お、ぶるーくお疲れ」
br「え、あれ、え？………A？」
るんるんで謁見の間に入ってきたぶるーくは
私を視界に捉えると一気に纏う雰囲気が変わった
多分それは……私が泣いているから。
そして作戦通りでは
私がここにいるはずがないからだ。
驚いた表情を一瞬見せたかと思えば彼は私に近付いた。
br「………A、大丈夫？」
『ぶるーく…』
br「……………。」
ぶるーくは私の頭に手を乗せると
辺りに転がるボスのﾀﾋ体と、きりやん様に支えられながら横たわるきんとき様に視線を移動させた。
br「あー……うん、…うん、そっか…………」
過去、ボスの元で私と肩を並べたことのある彼は知っていた。
私がどれだけ、ボスの事を慕っていたか。
『ぶるーく、私ね。
ボスのこと…本当の親だと思うくらい好きだったみたい。』
br「……うん、」
『尊敬してたし、憧れだった。
ボスに恩を返したくて、ずっと、頑張ってた』
br「……うん」
『でもね、ボスよりも優先したくなるくらい
大切な人が、……出来ちゃったんだ』
br「………そっか、」
『だからね、わたし、』
br「偉いよ、Aは。」
『え……？』
br「ちゃんと自分で、決められたじゃん」
ぶるーくの言葉に私の心が大きく跳ねた。
大きく開かれた瞳には目一杯ぶるーくが映る。
そうか。
私は、はじめて自分の意思で決めた道が、
怖くて不安で仕方がなかったんだ。
誰も責めない。
シャークん様がそう言ってくれたように
私の道が間違ってないと認めてくれる人がいるのが何よりも嬉しくて安心したんだ
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٩( ᐛ )و - 一気読みさせてもらいました！すごい美しい物語で…語彙力が溶かされました()心情の描き方がすごく柔らかくて細かくて心にくるものがありました！この物語に出会って楽しかったです！ (2022年12月23日 17時) (
レス) @page42 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - あずきさん» コメントありがとうございます…！！！わあああ嬉しいです…！！！！これからも頑張ります^^ (2022年9月30日 20時) (レス) id: ad479b9abd (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 完結おめでとうございます！！これからも応援させてください~！！⸜🙌🏻⸝ (2022年9月30日 19時) (レス) @page43 id: fed7a00a2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - せなさん» コメントありがとうございます!めちゃめちゃ嬉しいです‼︎頑張ります^^| (2022年8月6日 2時) (レス) id: ad479b9abd (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです...。。更新頑張ってください！ (2022年8月2日 1時) (レス) @page15 id: 4799d8c49a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2022年7月23日 17時
