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ﾏﾌｨﾙ「い、1000万ベリー…⁉︎ですか、？」
kn「はい。それでもお気に召さないのであれば
プラス500万ベリー追加致しましょうか？」
ﾏﾌｨﾙ「そんなに……いいのですか？」
きんときがそう言うと
奴は分かりやすく鼻を伸ばした。
これは……怒っても無理ないよね。
だって、好きな子が金蔓としか思われてないんだもん。
最後の選択肢だったのに、あーあ。外しちゃった
馬鹿だなぁ。この人。
kn「………では、手続きします。此方に印を。」
ﾏﾌｨﾙ「……あの、大変申し訳ないのですが、本日印を持ち合わせておりません」
kn「あぁ。なら血で結構です
殺.し屋の貴方ならナイフはお持ちでしょう？」
ﾏﾌｨﾙ「えっ………」
あまりにも初心なﾏﾌｨﾙの反応を見て
殺.し屋なんてそんなもんなんだ、と思った。
と、同時に……
やっぱりぶるーくが調査してくれてた通りみたいだね。
この人、自分を犠牲にしたことなんて一度も無くて
金がもらえる仕事は全部Aに回して
自分のモノにしてたんだ、と確証のない情報が確信に変わった
ﾏﾌｨﾙ「や、やはり取引は結構です
Aを連れて帰ります」
kn「……それは無理ですよ」
ﾏﾌｨﾙ「え」
kn「言いましたよね？
Aは貴方に回収されていいような人じゃないって」
きんときがそう言うと奴は顔を歪める。
Aを失えば収入が無くなるもんね。可哀想に。
このまま此処で奴を斬れば俺らの作戦は成功といえる。
＿＿＿＿＿はずだった。
na「きんとき？」
けど、何故かきんときが剣を抜かない。
それどころか手を掛けることすらもしようとしない。
何故だ？
一瞬にして思考を巡らせればある一つの答えに辿り着いた。
きんときは、迷ってるんだ。
俺らから見れば最悪の人間でしか無い奴だけど
Aにとっては
命の恩人であり、生き方を教えてくれた大切な人だったから。
幼少期から親に捨てられ路頭を彷徨い
腹を満たすことの出来ない毎日に耐えながらも生きてきたAには奴の存在がどれだけ救いになっただろうか。
俺らには多分、それは到底理解できるもんじゃない。
だからこそ、きんときに迷いが生じてる。
きんときは誰よりも優しいから
Aのことを利用してるこんな最低な奴でも
第一にAの気持ちを優先しちゃうんだ。
その時、大きな扉が音を立てた。
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٩( ᐛ )و - 一気読みさせてもらいました！すごい美しい物語で…語彙力が溶かされました()心情の描き方がすごく柔らかくて細かくて心にくるものがありました！この物語に出会って楽しかったです！ (2022年12月23日 17時) (
レス) @page42 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - あずきさん» コメントありがとうございます…！！！わあああ嬉しいです…！！！！これからも頑張ります^^ (2022年9月30日 20時) (レス) id: ad479b9abd (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 完結おめでとうございます！！これからも応援させてください~！！⸜🙌🏻⸝ (2022年9月30日 19時) (レス) @page43 id: fed7a00a2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - せなさん» コメントありがとうございます!めちゃめちゃ嬉しいです‼︎頑張ります^^| (2022年8月6日 2時) (レス) id: ad479b9abd (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです...。。更新頑張ってください！ (2022年8月2日 1時) (レス) @page15 id: 4799d8c49a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2022年7月23日 17時
