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きんときが謁見の間に着くと
玉座に座るなかむと目が合った。
「あ、きんとき」
「これから？」
「うん、そう。もうすぐ着くはず」
そっか。ときんときも奴の到着を待つ。
その手は少し震えているようだった。
「緊張してるの？」
「そりゃあ…ね。
Aの運命が掛かってるから」
「大丈夫だよ。俺らがついてるから」
「…ほんと、頼もしいな」
きんときは、はは、と笑って見せた。
彼の言葉は彼らに幾度と無く助けられてきたからこそのものなのだろう。
刹那、ギィ…と大きな扉が開き、
シャークんと共に奴が謁見の間へ顔を出した。
「シャークん、ご苦労様」
「ん。」
なかむはシャークんそう言うと
シャークんは間の定位置についた
やることはもう、決められている。
「よくぞ参られた。
私はワイテ国の王、Nakamuだ。」
なかむが声を響かせれば
奴はすぐに膝を付き頭を下げる。
「私は殺.し屋のﾏﾌｨﾙと申します
この度は無能な者に依頼を任せたが故遂行出来なかった事、深くお詫び申し上げます」
「…………は？」
Aの命の恩人とはいえ、
"無能"というA自身を否定する言い方に
きんときの口からは思わず息が漏れた。
「我々の仕事は暗殺。
今回の依頼で得た情報等に関しましては記憶の抹消という形で責任を取らせて頂きますので
その点はご安心頂けますと幸いで御座います」
ﾏﾌｨﾙが口を開く度に
きんときの表情は苛立ちに満ち溢れていく。
ﾏﾌｨﾙ「それで…あの、回収に来たのですが、」
kn「Aは居ないよ」
ﾏﾌｨﾙ「…はい？」
ﾏﾌｨﾙからしたら突然王の隣に居た人物が声を上げるのだ。
さぞ驚くと同時になんだと思うだろう。
きんときは一歩前に足を踏み出すと作り笑顔で言葉を発する
kn「申し遅れました、幹部の1人、きんときです。
ご連絡差し上げた通り、俺が今回の依頼主です。」
ﾏﾌｨﾙ「左様で御座いましたか…!
あの…居ない、というのは一体？」
kn「言葉の通りです。
Aは、貴方に回収されていいような人じゃない。」
この場にいるなかむやシャークんには、
きんときの怒りが爆発間近であることを察していた。
しかし、彼らは黙ってそのやり取りを見守っている
kn「なのでAの事はこちらで引き取らせて頂きます。
500万ベリーで…と思ったんですが
あまりお気に召さないようでしたら1000万ベリーでどうでしょうか」
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٩( ᐛ )و - 一気読みさせてもらいました！すごい美しい物語で…語彙力が溶かされました()心情の描き方がすごく柔らかくて細かくて心にくるものがありました！この物語に出会って楽しかったです！ (2022年12月23日 17時) (
レス) @page42 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - あずきさん» コメントありがとうございます…！！！わあああ嬉しいです…！！！！これからも頑張ります^^ (2022年9月30日 20時) (レス) id: ad479b9abd (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 完結おめでとうございます！！これからも応援させてください~！！⸜🙌🏻⸝ (2022年9月30日 19時) (レス) @page43 id: fed7a00a2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - せなさん» コメントありがとうございます!めちゃめちゃ嬉しいです‼︎頑張ります^^| (2022年8月6日 2時) (レス) id: ad479b9abd (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです...。。更新頑張ってください！ (2022年8月2日 1時) (レス) @page15 id: 4799d8c49a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2022年7月23日 17時
