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「………プランbに移行で。」
きんときがそう言うと、なかむとスマイル、きりやんはわかったと返事をする。
「プランbって何だっけ。あれ？」
「いやお前はやる事変わんないはずだから予定通りでいいんじゃね？」
天然ボケをかますシャークんと他人の行動まで把握しているきりやん。
「きんさん、決行は？」
「今すぐ、かな」
「了解」
「今送るから動きがあると思う。それまで此処で待機で。」
きんときの言葉に全員が頷いた。
きんときは何やらタブレットのようなものを操作している。
暫くして再びきんときがタブレットを操作し始め、
ふぅ、と軽くため息をついた後、みんなに視線を向けた。
kn「きた。」
sm「で？どう出た？」
kn「回収に向かうみたい」
sm「成程。ぶるーくが調査してくれた通りやっぱ金って事か」
sh「それ自らが回収するってこと？」
kn「そこまではわかんないけど…」
br「んー…多分そうだと思うよ。他いなかったと思うし」
kr「まぁどっちにしろやり易い方向に進んだんじゃね？」
sh「確かに」
na「あとは、Aになんて言うかじゃない？」
余程難しい問題なのか、全員が口を閉ざした。
確かに今のAは少しだけ不安定な状態にあるのかもしれない。彼らは、あまりAを傷付けたくはないようだ。
kn「俺が話すよ、全部」
br「いいの…？きんさん。」
kn「まぁ、覚悟はしてたから」
na「じゃあそこもきんときに任せた」
kn「うっす」
他のメンバーも異議無しのようで。会議はそこで終了した。
会議の後はプランbでの自分達の役目を果たす為に各々行くべき場所に向かった。
なかむは、自室のある高い塔の上から城周辺を眺めていた。
ぶるーくは、調査隊をある場所へと向かわせた。
シャークんは、戦闘部隊を集結させ砦の制圧に向かわせた。
スマイルは、城中のセンサーやカメラの監視を始めた。
きりやんは、城内を歩き回り必要人物の見極めを始めた。
そして、
きんときは、Aが休む自室へと向かっていった。
＊
＊
＊
きんときは部屋に着くと
ベッドに眠っているAの様子を観察し、その呼吸が規則正しい事に安堵する。
プランbへの移行は
きんときにとっても突然の決断で
余りにも早く来てしまったその時が汗を滲ませた。
「……A。」
優しい声で、彼女の名前を呼ぶ。
それはきんときにとってAが特別な存在である事を明確に表していた。
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٩( ᐛ )و - 一気読みさせてもらいました！すごい美しい物語で…語彙力が溶かされました()心情の描き方がすごく柔らかくて細かくて心にくるものがありました！この物語に出会って楽しかったです！ (2022年12月23日 17時) (
レス) @page42 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - あずきさん» コメントありがとうございます…！！！わあああ嬉しいです…！！！！これからも頑張ります^^ (2022年9月30日 20時) (レス) id: ad479b9abd (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 完結おめでとうございます！！これからも応援させてください~！！⸜🙌🏻⸝ (2022年9月30日 19時) (レス) @page43 id: fed7a00a2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - せなさん» コメントありがとうございます!めちゃめちゃ嬉しいです‼︎頑張ります^^| (2022年8月6日 2時) (レス) id: ad479b9abd (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです...。。更新頑張ってください！ (2022年8月2日 1時) (レス) @page15 id: 4799d8c49a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆー | 作成日時：2022年7月23日 17時
