第八話 ページ9
ーーーー…
｢颯希ではないか｣
『ヅラ』
｢ヅラじゃない桂だ｣
『こんなとこで会うなんて…なんか用？』
この羨ましいほどサラサラロングな髪の男は桂小太郎。
お父さんの昔からの友達で私も小さい頃から仲。
なんかおじさん的立場の人。
ちなみに言うと攘夷活動を結構されている方なので、こんな堂々と話しかけるのはやめていただきたい。
それ以前にそのサラサラロング見てたら殺意沸くから目の前に現れないでください。
｢会うにつれ、だんだん態度が冷たくなるのはどうにかならんのだろうか。これが所謂、反抗期ってやつか｣
『反抗期じゃねーよ。あ、でも天パになったら考えてあげる』
｢昼間からこんなところにいるとは…また暇なのか？｣
『またとはなんだ。またとは…失礼な。お仕事探しの旅です。どこに依頼人がいるかわかんないでしょ』
｢銀時と違って仕事に積極的なのはいい事だと思うぞうんうん｣
『あー、はい。どうも。そんじゃそういうわけで私は忙しいので。さような｢颯希！！！｣うわぁっ！！！』
私が桂に別れを告げる途中、言葉を遮り私を抱え後ろに飛んだ。
私たちが先程までいた場所には放たれたバズーカの煙がもくもくとたっている。
『なにっ！！？』
｢かぁつぅらぁぁあ……｣
｢真選組だ。逃げるぞ。颯希、反抗期はほどほどにな｣
『へ』
｢おいお前ら！あとを追え！！！｣
｢｢｢はいっ！！！｣｣｣
桂は早足で逃げ、それを追い５、６人の真選組隊士が私の横を通り過ぎていく。
いきなりの急展開に追いつけず、ぽかーんと座り込んでいると見知った奴の姿。
｢お前、桂の仲間か｣
『は？』
｢……あ。よくみりゃあ旦那の隠し子じゃねぇか｣
『隠し子じゃないし！！』
｢おいちんちくりん。お前、桂の仲間か｣
『仲間なんかじゃないし。なんであんなヅラなんかと』
｢ヅラ…？なんでィ。ただの知り合いって感じじゃあねェな。確保｣
『へ』
気づくと右手には鋭く光る手錠が付けられていた。
『はぁぁあああ！！？？？』
｢真選組で事情聴取させてもらうぜィ｣
『…………』
私の脳内警報が鳴り響く。
これは逃げた方がいいやつだ。
『……っ、』
｢あっ！おい、待ちやがれ！！｣
右手に手錠をぶら下げたまま、沖田……？だっけ。
そいつの隙をついてダッシュで逃げた。
私はただ仕事を探してただけなのに……
厄日だ。
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雪だるま - 銀ちゃんの娘...！！.+:｡ ヾ(◎´∀｀◎)ﾉ ｡:+.ちなみに母親は誰なんですか？ (2018年10月5日 22時) (
レス) id: 9c5c3e2020 (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - みみさん» わぁぁぁああ！！！本当ですね！！ 前半消えてていそいでつくりなおしたんですけど載せてたんですね良かったです〜お知らせありがとうございます！！ (2017年1月20日 18時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 30話と40話、同じ話ではないでしょうか…？ (2017年1月20日 18時) (レス) id: 3460ff137f (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - まめみかんさん» 最近時間が無くてあまり書けずにいますが時間があれば書きたいとは思います！ありがとうございます！ (2016年12月28日 14時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
まめみかん(プロフ) - 面白いですっ！トプ画がすっごくお上手で羨ましいです〜♪他のイラストも描いて欲しいです！！ (2016年7月9日 12時) (レス) id: 38d08b875a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さつきち | 作成日時：2015年12月28日 22時
