第四十五話 ページ47
『…………』
『私…私はお父さんがほんとにその人と一緒になりたいなら応援するし、まだ若いんだから恋しようが風俗行こうがいいと思うの。でもね、年頃の子供たちがいる家にいきなり女あがらせる?しかもあの女、私がお父さんの女と勘違いしてきたわけよ……誰があんなくるくるパー…歳も全然違うでしょーが。なに、私が老けてるって言いたいわけ?寝起きだからか!寝起きだったからか!!?』
「どーも話聞いてるとわっかんねぇ…。旦那はちゃんとするとこはちゃんとする人だろィ。そういう面は特に。お前旦那の女だーって言われた途端すぐ家出たっつーし、どうせ頭パンパンになって聞く耳持たなかったんだろィ…家帰ってちゃんと話してみなせェ」
『……』
……なんか
『沖田気持ち悪い』
「あ"あ?」
『沖田もキモいわ。いつもと違う。真面目モードだとこんなにちゃんとお話できるの?やれば出来る子なの?』
「やれば出来る子じゃねェ。普段から天才級の出来る子でさァ」
『それはないわー』
……でも家に帰って話くらい聞いてやる気にはなった。
もやもやも晴れて、なんだか軽くなった。
『…しょうがないから沖田の言う通り、ちょっとくらいお父さんの話聞いてあげることにする。しょうがないから』
「そうしろィ。旦那も不憫だねェ、娘が早とちりな女で」
『あ"ぁ!?』
減らず口は相変わらずだけど気持ち悪い沖田のおかげで悩んでたのも吹っ飛んだし家に帰ってやるか。
ーーーーーーー…
『た、ただいま…』
とは言ったものの、あんだけ啖呵切っ手出てきた分入りにくいというか……
まだあの人いたらどうしよう。
ドキドキさせながら今の引き戸を開ける
「颯希!!おかえりアルー!!」
「颯希ちゃん、かえっ、帰ってきたんだね良かった」
私は見逃さなかった。2人が開けた瞬間あたふたしたのを。
…...お父さんいないじゃん。あの人も。
『お父さんは?』
「銀さんはっ……」
「子供が出来たから挨拶行ったアル」
「ちょっ、神楽ちゃん!!!」
『は』
どういうこと?
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雪だるま - 銀ちゃんの娘...!!.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.ちなみに母親は誰なんですか? (2018年10月5日 22時) (レス) id: 9c5c3e2020 (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - みみさん» わぁぁぁああ!!!本当ですね!! 前半消えてていそいでつくりなおしたんですけど載せてたんですね良かったです〜お知らせありがとうございます!! (2017年1月20日 18時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 30話と40話、同じ話ではないでしょうか…? (2017年1月20日 18時) (レス) id: 3460ff137f (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - まめみかんさん» 最近時間が無くてあまり書けずにいますが時間があれば書きたいとは思います!ありがとうございます! (2016年12月28日 14時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
まめみかん(プロフ) - 面白いですっ!トプ画がすっごくお上手で羨ましいです〜♪他のイラストも描いて欲しいです!! (2016年7月9日 12時) (レス) id: 38d08b875a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さつきち | 作成日時:2015年12月28日 22時