第四十三話 ページ45
全身から変な汗。
とりあえず逃げ……
『うわぁ……』
逃げるスキも無く、浪士たちは多く、あっという間に囲まれてしまった。
「何事だ…………こいつは!!」
「こいつは!!」
「この女は!!」
「沖田総悟の……」
「「「彼女!!!」」」
『彼女じゃねぇって言ってんだろーが!!そろそろお前ら全員ぶった斬るぞ!!!』
「よく街でお前と沖田が一緒に仲良くいる所を見られているそま!!」
『たまたまの偶然だっつーのッ!!!』
どのシーンをどういう見方すればその彼女とかいう結論になるんですかね!!馬鹿としか言いようがありませんが!!
てかどこをどう見たら仲良く見えたの!?作文にして持ってこい!!!
『…………一度死んだ方がいいのかもしれないわね』
「こいつを人質に真選組を一網打尽にするぞ!!」
「「「おぉぉおおお!!!!」」」
「うがァァァァ!!!」と倒れ込む男達。
刀で向かってくる相手を私は鞘に刺さったままで相手する。
なんのハンデなのか。
優しいでしょう私。
「この沖田総悟の彼女、女なのに超強ェぞ!!!!」
「なんだこの沖田総悟の彼女!!」
『いちいち沖田総悟の彼女ーとか言わなくていいわ!!違うしっ!!!』
「そーそー。誰がこんなちんちくりん彼女にするんでェ」
『誰がちんちくりんだ!!!!……っ、沖田!!!なんでここに……』
後ろから迫ってきた浪士を回し蹴りで蹴り飛ばすと後ろに見えたのは刀で浪士を大半切り倒している沖田の姿。
「お、沖田総悟だァア!!!真選組だ!!一旦退くぞ!!!」
沖田の姿を認識するや否や動ける浪士たちはさっさとどこかへ逃げてしまった。
なのに追いかけない隣の警察。
『ちょっと!攘夷浪士逃げちゃったけど追いかけないの?』
逃げていった方を指さすが、やる気のないオーラが溢れている沖田。
「今日非番だし働きたくねェ」
『いや、非番でも仕事しなよ……』
確かにいつもの隊服ではなく、袴姿の沖田。
私が冷ややかな目でつっこむがそれを無視して沖田は来た道への方へ歩き出した。
たしかにここに長居はしない方がいいよね。
小走りであとを追う。
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雪だるま - 銀ちゃんの娘...!!.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.ちなみに母親は誰なんですか? (2018年10月5日 22時) (レス) id: 9c5c3e2020 (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - みみさん» わぁぁぁああ!!!本当ですね!! 前半消えてていそいでつくりなおしたんですけど載せてたんですね良かったです〜お知らせありがとうございます!! (2017年1月20日 18時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 30話と40話、同じ話ではないでしょうか…? (2017年1月20日 18時) (レス) id: 3460ff137f (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - まめみかんさん» 最近時間が無くてあまり書けずにいますが時間があれば書きたいとは思います!ありがとうございます! (2016年12月28日 14時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
まめみかん(プロフ) - 面白いですっ!トプ画がすっごくお上手で羨ましいです〜♪他のイラストも描いて欲しいです!! (2016年7月9日 12時) (レス) id: 38d08b875a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さつきち | 作成日時:2015年12月28日 22時