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第十話 ページ11

とりあえず、この人たちはとてつもない勘違いをしているわけで。

その勘違いのせいで私は面倒ごとに巻き込まれそうになっているわけで。





『違います。私あいつと関係ないです。全く』

「シラを切るか…まぁいい。やることは変わらん」

『あのー、話をですね……』

「お前を捕まえて人質にする。……やれ」

『えっ、ちょ……』






1人のリーダー格と思われる男が合図をすると2人の男が飛びかかってきた。






『ちょっ、』

「ぐはっ!!!」
「っ、」






いきなり来たので反射的に足が出てしまった。
ついでなのでもうひとりの方も固く握った拳で腹に一撃かましてやった。






「…………。ひっ、怯むな!!やれ!!!」







その声とともにほかの男達も刀を構えてこちらに向かってきた。







『うそうそうそ!?多い多い!!』

「っ、なに!?」





鞘から刀を引き抜かないまま男達の攻撃を避けつつ攻撃した。






『び、びっくりしたぁ……女の子1人に何人がかりよ!!あっぶなぁ……』







こんなの久しぶりすぎて体中から変な汗出たっての!!!
最近はこういうことがあってもお父さんと神楽がなんとかしてくれてたからなぁ。訛ってるわ私。
焦ったぁあ……







「お前……何者だ!!」

『だからただの一般人だっての!!勝手にそっちが勘違いしたんでしょ!!』

「ただの一般人の女がこんなに強いわけあるか!!!」

『あるんだよ!悪かったな!!!』





リーダー格の男が指を指して文句をつけてくるので、ちょっと気がそれてるうちに逃げようかと考える。

でもガッツリこっち向いてるからな……

……それにしても、あの馬鹿警察。しょうもない時には来るのになんでこういう時はあいつ来ないんだ。
役に立たない警察だなオイ。





『あの〜、多分あなた一人で来ても、私ぃ…勝つと思うのでもうやめません?というかやめましょう。ね?…………じゃ』






半ば強引に話を終わらせてくるりと背を向け歩き出す。
も、後ろから殺気。






「がはっ!!!!」

『もー、だから言ったじゃ』







回し蹴りで後ろの男を蹴り飛ばし、ため息をついていると完全に油断していた私の背後に先ほど気絶させたはずの男が刀を振り上げていた。







あ……。



やばいかも。









本当に今日は厄日だ。

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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 沖田   
作品ジャンル:アニメ
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雪だるま - 銀ちゃんの娘...!!.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.ちなみに母親は誰なんですか? (2018年10月5日 22時) (レス) id: 9c5c3e2020 (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - みみさん» わぁぁぁああ!!!本当ですね!! 前半消えてていそいでつくりなおしたんですけど載せてたんですね良かったです〜お知らせありがとうございます!! (2017年1月20日 18時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 30話と40話、同じ話ではないでしょうか…? (2017年1月20日 18時) (レス) id: 3460ff137f (このIDを非表示/違反報告)
さつきち(プロフ) - まめみかんさん» 最近時間が無くてあまり書けずにいますが時間があれば書きたいとは思います!ありがとうございます! (2016年12月28日 14時) (レス) id: faee2cb2ed (このIDを非表示/違反報告)
まめみかん(プロフ) - 面白いですっ!トプ画がすっごくお上手で羨ましいです〜♪他のイラストも描いて欲しいです!! (2016年7月9日 12時) (レス) id: 38d08b875a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さつきち | 作成日時:2015年12月28日 22時

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