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第九話 ページ10

生徒会室に戻ると、結羽が紅茶を入れていた。

結「寐莠お嬢様。」

いつになく真剣な顔。

寐「なによ、気持ち悪い。」

結羽は気持ち悪い、に一瞬頬をひきつらせたが、そのまま続けた。

結「先ほど、影縫夜鷹、に「昔会ったことがあるか」と聞かれてましたね、」

寐「なんで知ってるの?」

シャーペンをおく。

結「それはおいといて。」

寐「………まあ、いいわ。」

結「えーっと、だから、簡潔に言うと、お嬢様は会ったことありますからね」

寐「…は?影縫夜鷹と?」

結「はい。小さいときに遊んでいましたよ、俺、記憶力はいいほうなんで。誰かさんと違って」

寐「…それは誰のことを言っているのかしら?」

結「さあー?」

結羽の、始末は後にして、考える。

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「寐莠ちゃんの水色の目は綺麗だね」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

結「思い出しましたか?」

寐「…確か、遊んでたわ。」

思い立ったら直ぐに行動。

校内放送で呼んだ。

寐[影縫夜鷹!今すぐ生徒会室に来なさい!無視したら許さないわ!]

結「………すげー。」

結羽はボソリと呟いた。

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作者名:シア@卯月 雛菊余接 | 作成日時:2014年3月21日 22時

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