第四十六話 ページ47
霧搭に応急処置をしてもらったものの横腹が少し痛い。
やっぱり無謀なことをするべきではなかったと言う後悔。
計画の慎重さが欠けていたと言う反省などが頭に浮かんだ。
夜「もう夜は出歩けないかもな…」
ほんの少し気分が沈む。
結局、霧搭に何がしたいのか問い詰めても返ってきた答えは
霧「わたしは物事が楽しく進むのが好きなんてすよ。あと…夜鷹くんにはまだ死なれては困りますからね」
と彼はヘラヘラ笑いながら答えるのみであった。
全く持って意味不明かつ不可解な奴だ、霧搭幻舞と言う男は…
俺はこの前、篠波が作って欲しがっていたチョコのお菓子を食堂を借りて作った。
と言っても、誰もいないから勝手に借りてちゃんと片付けをしただけだが…。
夜「この前に篠波が欲しがってたお菓子を作ったから、2人で食べてくれ」
俺は作ったお菓子を結羽に渡す。
結「わざわざありがとうございます。あれ?その怪我はどうしたんですか?」
頬のかすり傷を見て結羽が言った。
夜「すこし葉っぱで切っただけだ」
と俺が言うと結羽は訝しげにそして何か言いたそうにこちらを見た。
黙って俺が帰ろうとすると
結「お茶はされて行かないのですか?」
と結羽が訪ねてきた。
夜「いや、いいよ…いつも悪いし…」
俺はこのまま居ると結羽に怪我をしているのがバレそうで怖くて、お茶の誘いを断った。
昔から結羽はなんでも知っているので少しバレてないか不安だった。
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作者名:シア@卯月 雛菊余接 | 作成日時:2014年3月21日 22時