第二十九話 ページ30
真夜中に起きてしまった。
原因はなんだろうか。
寐「…眠い、けど、寝れない。」
眠気はあるが、嫌な予感がするので、外に出た。
女子寮を無事に抜けだし、周辺を歩く。
すると、チリンと、近くで鈴が鳴った。
あれは、ルリに付けてる鈴だったはず。
寐「…ルリ?」
呼び掛けてみるが、暗闇からは何も反応はない。
静寂と暗闇だけが私を包む。
寐「……………………」
嫌な予感はまだ続いている。
?「おやおや、これは珍しいお方が迷いこんだものだ」
声。
木の上から聞こえた。
寐「…誰?」
?「紹介がおくれましたね。僕は、橘 悠太です。弟がお世話になっているようで。」
寐「…初めて聞いたわ。っていうか、なんでそんな高い所にいるのよ。」
悠「あ、それは話すと長くなりますけど、いいですか?」
寐「…長いんだったら聞かないわ。」
悠「………え。」
寐「…見なかったことにするから、学校から出ていきなさい。」
悠「え、ちょっ?!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
寐「…橘 悠太って知ってる?」
聞いてみると、
結「なんでお嬢様、兄のこと知ってるんですか?」
笑顔が怖い。
寐「別に、なんとなく。」
2人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シア@卯月 雛菊余接 | 作成日時:2014年3月21日 22時