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第二十七話 ページ28

夜鷹に「外に出たいか」と聞かれた。

逆に夜鷹はどうかと聞けば、「分からない」と。

寐「全く、せっかくの生チョコが台無しだわ!」

結「ならば俺が食べていいですか?」

寐「なに言ってるの?あとは、明日よ。」

結「……………………」

寐「…と、言いたい所だけどあげるわ。」

結「おや。珍しい。じゃあ、頂きますね。」

寐「…アイツ、自分のことがわかって無さすぎるわ。」

頭を抱えてしまう。

結「ですが、お嬢様。分からない人間なんか沢山います。っていうか、この学校に入学した時点で、」

結羽が生チョコを一個頬張る。

結「逃げれるわけ、ないじゃないですか。」

寐「…わかってるけど、」

結「そうだ。お嬢様が死んだら、ちゃんと俺が燃やしてあげましょう!」

ドヤ!という風に言う結羽。

寐「…あんたと私は同い年でしょうが!なんで私があんたより先に死ぬことになるのよ!?」

思わず立ち上がる。

結「だってお嬢様、すぐ怒るじゃないですか。」

寐「あんたが怒らせてるんでしょうが!」

全く、どいつもこいつも。

あー、イライラする。

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作者名:シア@卯月 雛菊余接 | 作成日時:2014年3月21日 22時

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