第二話 ページ3
今日は生徒会長 篠波寐莠に呼び出された。
何やら俺は風紀を乱しているらしい。
夜「……」
俺は何もしていない
そう思ったし言った。
しかし…何もしていない事がいけないのだろうか?
生徒会長の反応からそう思った。
ここに来て10年程経つ
未だに能力の開花は特になし。
10年も経てば普通☆の1つは増える。
だが俺の☆は未だに1つのままで
世にいう落ちこぼれと言う奴だ。
夜「闇に飲まれて消えるのは俺で良かったのにな…」
寮の窓から夜空を見て思った。
夜は好きだ…
俺には日が照る時間は眩しすぎる。
ふと過る子供の頃の記憶
俺の目を見て綺麗な赤だと称した少女を
確かその少女の瞳は水色で
俺はそれを空みたいで綺麗だな…と思った。
夜「…有る訳ないか」
結局その思いは伝わることなく俺はこの学園に連れて来られた。
学園とは名ばかりの異能者を閉じ込める檻きっと死ぬまで居るのだろうな。
俺のような落ちこぼれは一生檻の中で優秀な者だけが檻の外へ出れる。
まあ…出ても世間からは珍獣を見るような目で見られて晒し者だろうがな。
夜「結局は俺に居場所はない…」
中も外も変わらない。
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作者名:シア@卯月 雛菊余接 | 作成日時:2014年3月21日 22時