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第十七話 ページ18

目が覚めた。

覚めてしまった。

そして夢を見た。

理事長らしき人と男の人。

「…もう、いいんです。寐莠が死なないなら、それで」

なんか言っていたが、そこで目が覚めた。

どいつもこいつも役にたたない。

私が死なないなら。

寐「……私は絶対、外に出るわ。どんな手段を使っても、」

外に行かないと。

なにも分からない。

学校内にいるなんて嫌。

私は鳥じゃない。

寐「……………………」

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「寐莠、を?」

?「はい。篠波家は今、危ないと聞きます。ならば、学校で面倒を見ましょう。」

「ですが、なにも使えませんよ?」

?「大丈夫です。まだ、開花してない花。つまり蕾ですから。」

「ありがとう、ございます!」

?「その代わり、娘さんは珍しく能力が2つあるんです。」

「それ、で?」

?「学校で、研究をしたいので、娘さんの、」

続きを聞いて、俺は目を見開く。

だけど、寐莠を守れるなら。

安全なら、それでいい。

「娘さんの記憶を消さしてもらいます。大丈夫。ここはいろんな魔力が集まっている。それぐらい容易い。家族の方は来ないでください。彼女に記憶を思い出してもらうと、最悪、」

彼はニヤリと笑う。

「学校が滅びますので。」

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作者名:シア@卯月 雛菊余接 | 作成日時:2014年3月21日 22時

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