第十三話 ページ14
寐「…おいひいのに」
結「だから無理です。砂糖どれだけいれてるんですか。紅茶もです。体に悪いですよ」
珍しく私の心配をする結羽。
寐「…何もでないわよ?」
結「……………………………………………」
寐「…まあ、いいわ。夜鷹、続きを話なさい。」
私が名前で呼ぶと、
夜「…え、呼び捨てですか?」
文句ありげな顔をした。
寐「………なんか文句でも?それと、敬語はやめなさい。ランクは違えど一応は同い年だし。」
夜「…は、はあ。」
寐「…貴方、私と会ったことあるし、遊んだこともあるのよね。」
夜「う、ん」
寐「……じゃあ、夜鷹。私、篠波家と貴方、影縫家に何があったのかしら。今も影縫家がいるのだとすれば、貴方はランク4に居るはずだわ。」
夜「…………そ、れは」
言いにくそうな夜鷹。
夜「………権力争いというか。」
寐「……篠波家と、喧嘩でもしたのかしら?」
夜「………………………………………………」
長い沈黙が流れた。
寐「…ありがとう。もう結構よ。あとは自分で調べるわ」
夜鷹が帰ったあと。
結「お嬢様は覚えているはずですよ。」
結羽は、私に問いかけるように静かに呟く。
また、部屋に沈黙が流れた。
2人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シア@卯月 雛菊余接 | 作成日時:2014年3月21日 22時