本当にコミュ障だったのか？【稲荷崎、宮侑】 (ページ10)

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んー、とりま女子の視線怖すぎぃ！ページ10

A『はぁー、やっとお昼かー』

そう呟きながらカバンからお弁当を出した。

久しぶりのマミーの弁当、社会人になってからはほぼコンビニ弁当だっけ。俗に言うブラック企業の社畜

A『なにが入ってるかなー』

A『おっ、グラタンだ』

あの占い付きグラタン…思い出した、マミーは嫌いな物でも容赦なく入れてくる(グラタン好きな方すいません)そのおかげでどんだけ苦労したことか。

高校時代は友達が作れず、ぼっちだった為嫌いな物をあげる事もできずただ残すことも許されない。

あぁ食べないと…でもなぁ

治「あんたなんでそんなしかめっ面しとん？」

A『や、あの…えっと』

治「そういやこれ、さっきのお返しな」

そう言い菓子パンを差し出された。

びっくりしたー急にくるとは。

A『ありがとう、だけど私があげたやつより結構大きいけどいいの？』

治「おん、全然ええで」

治「なんでさっきあんな顔しとったんや？」

A『あんなって…いやまぁ苦手なグラタンが入ってまして、誰か食べてくれないかなーと』

A『……いる？』

治「いいん！？」

A『うん…いいよ』

治「やった」

A『はい…どーぞ』

そう言いながらグラタンの入った紙？みたいなのとプラスチックのスプーンをあげた。

治「そういや名前聞いてなかったな、なんて言うん？」

A『柊Aです…』

うわぁ、女子からの視線が痛い！