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日が沈み、
夜ご飯をみんなで食べた。
そこまで明るい食卓では無かったけど、
結構楽しかった。
外に出ると冷たい風が通り抜ける
建物から少し離れて、光が来ない所まで歩いた
『…綺麗』
今や街のビルの光もないこの世界では皮肉にも、
夜空に広がる星空は目もくらむほど輝いていた
あの星のどこかに彼が居る。
そう信じてる
しかし、再会は絶望的だ
彼は怪我をしているし、何万光年も先の星に1人きりかもしれない
ついつい涙が溢れてしまう
溢れた涙は止まること無く、気付けば子供のように
うずくまって泣いていた。
「…おい、大丈夫か？」
人にしては小さい手が私の肩をさする。
『ロケット、』
ロケ「こんな夜中に1人じゃ危ないぜ？」
『…うん』
ロケ「…俺の家族も、宇宙にいるんだ。
あんたの旦那と一緒の星に行ったはずなんだが…」
『もしかして、クイルのこと？
マンティスと、ドラックス？』
ロケ「あぁそうだ、あいつらは無事だといいんだがな…」
そう言えば彼は既に友人のグルートが…
『…好きな人が居ないだけで、
こんなに不安で苦しいなんて、知らなかった』
ロケ「…そんなくよくよすんなよ。
昼間みたいに笑ってた方が嬉しいと思うぜ？」
『なぜ？』
ロケ「なぜって…
好きな奴には何時でも、
笑顔でいてもらいたいもんだろ？」
何時でも、笑顔で…
『そう、かな…』
ロケ「少なくとも俺は、
あんたの旦那の立場ならそう思うぜ。」
そう、なのかな…
また涙が流れて地面に落ちる
人肌が寂しくなり近くにいたロケットを抱き上げ抱き締めた
ロケ「っ？！おいっ！
俺はぬいぐるみじゃねーぞ！ぎゅっとすんな！！」
『…ゔん、ごめん、ごめんなさい、ごめん、』
嗚咽を繰り返し謝る私に
彼はため息をついて諦め、弱くぎこちなく抱き返した。
ロケ「おら、風邪ひくから戻るぞ」
『う、うん…』
ロケットは私の肩に乗り早く帰れと指示を出す
正直落としそうで怖い…
ロケ「俺を撫でくりまわした罰だ
お、やっぱ見通しいいな。
しばらく乗せてもらうぞ」
『…OK、じゃあ帰るね。』
建物に向かって歩き出す
不意に空を見上げると小さな流れ星が横切った。
_____早く戻ってきて…_____
心の中でそうお願いをした。
早く貴方に会いたい。
もし、もう消えてしまっていたとしても、
どうか会いに来て…
『…今日も、貴方の夢を見るよ。』
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ふーあ - みゆさん» コメントありがとうございます！暖かい応援のおかげで更新出来ます！これからも楽しんで貰えれば幸いです。 (2021年11月17日 21時) (
レス) id: 2adfbf82fc (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - 応援してます！ (2021年10月5日 14時) (レス) id: 5b72cf47f9 (このIDを非表示/違反報告)
ふーあ - siriusuさん» コメントありがとうございます！ご愛読して頂けてとても嬉しいです！これからしばらくオリジナルが続きますが何卒よろしくお願いします！ (2021年8月3日 8時) (レス) id: 21523b5ffc (このIDを非表示/違反報告)
siriusu(プロフ) - 作品読ませて頂きました！とても面白くて占つくの中でもかなり好きな小説です！更新楽しみにしています！ (2021年7月30日 18時) (レス) id: 13d54f4ebe (このIDを非表示/違反報告)
ふーあ - 安仙任さん» コメントありがとうございます！亀更新＆不定期でグダグダな私ですが見てくれている方のために頑張れます！！ (2021年7月7日 1時) (レス) id: 21523b5ffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふーあ | 作成日時：2020年12月13日 11時
