【東卍】生まれ変わった“私”の救出劇［２］

４１話 ページ6

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『重たい……』




片手に買い物袋、もう片方にも買い物袋。

つまり、両手に買い物袋。




『数日前の私は何で、冷蔵庫の中を確認しなかったのか』




近々、食料が底付きそうだったため、急いで買い物に行った。


その結果がこれ。両手に買い物袋の状態。


買い物袋にはあまりいい思い出はないんだよね。




九井 ｢赤音さん……!!｣



青宗 ｢……赤音｣



赤音 ｢青宗……は……無事？｣




『はぁ……やな奴。自分から離れたくせに……』




引きづってる私が気持ち悪い。


自分から勝手に離れたくせに……勝手に思い出して。


相手は絶対私の事は覚えていないだろうし。




エマ ｢リン？｣



『……エ、エマちゃん？……と』



万次郎 ｢よ、久しぶり｣



『エマちゃんのお兄さん……？』



エマ ｢え、マイキーってリンと会ったことあるの？｣



万次郎 ｢前、エマのオススメしてたたい焼き買いに行っ
たら、いたんだよ｣



『まぁ、レジ担当なので』



エマ ｢えぇー、知り合いなら言ってよ！家に呼んだり出来たのに！！｣



万次郎 ｢知り合いって言っても、前会っただけ｣



エマ ｢あ！そうだ！今から家おいでよ！｣



万次郎 ｢エマ？聞いてる？｣



『あぁ〜 うん。お家お邪魔しようかな』



エマ ｢本当に！？ やった！！｣



万次郎 ｢え、無視？｣



『すみません……エマちゃんのお兄さん』



万次郎 ｢いや、別に。あと、マイキーで良いよ｣



『はい……すみません……マイキーさん』




ルンルンなエマちゃんとその隣に気まずい空気の私達。


というか、シンイチローの店には行ったけど、よくよく考えたら佐野家にあまり行ったことなった。


少し、楽しみではある。




エマ ｢ようこそ！我が家へ！｣



『お邪魔します』




エマ ｢じゃ！リンはウチと一緒に部屋で行こ！｣



『おっけー』




in_エマの部屋



エマ ｢じゃ！始めよっか！｣



『な、何を？』



エマ ｢決まってるじゃん！メイクだよ。メ･イ･ク！｣



『……えっ？』




エマ ｢え、リンの睫毛白いし長ーい！｣



エマ ｢髪の毛の質めっちゃ良いよねーというか、どれぐらいの長さあるの？｣



エマ ｢ここをこーして、あーして……」




『疲れた……』




エマちゃんにメイクしてもらいました。

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