【文/ス/ト】シザンサスの花弁［1］

ポートマフィア ページ31

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今日、出社したら太宰さんが行方不明だと云われた。





『入水でもして流されてるのでは？』





まぁ、特に問題は無いため、私はそのまま買い物へ出掛けた。



仕事は終わったよ。書類仕事だけは得意なんだ。









そんなこんなで現在、ポートマフィアに来ている。


理由は簡単。



太宰さんを連れて帰るため。





今はあまり考え無しに侵入中。




侵入者として見つかる可能性は、80％くらいかな。






「貴様、見かけない顔だな」



『久しぶりですね』



「あ、おい待てっっ！！


って、今のは！？」






そして今は、見つかって逃げてる最中だ。




先程の彼は、結構昔からいた構成員だから、私の事(・・・)も知っている(・・・・・)のかな。



なんてことを考えながら太宰さんが居る処一直線に向かう。





あ、国木田さんに連絡するの忘れてた。





『«もしもし、国木田さん»』



国木田「«Aか！？貴様今何処にいる！！！»」



『«敵対組織の本部ですね»』



国木田「«はぁ！？»」



『«無傷で帰るので安心してください。


あと今、人から逃げてるのでまた後で»』





国木田さんは何か言っていたけど、それを無視して切った。



よし、太宰さんがいるところは確かこっちかな。









そうして私は、ポートマフィア内を



見知った所(・・・・・)かのように、進んでいった。

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