黒蜥蜴 ページ29
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国木田「おい、敦の様子が変なんだが何か知らんか?」
『知りませんけど……』
国木田「何故か探偵社は安心だと云って何処かへ走っていった」
そういえば先刻から中島くんの姿を見ていない。
まぁ、あれかな。
優しい彼の事だ、自分がいると探偵社に被害が出る。
なら、出て行こう という感じだろう。
『大丈夫ですよ。多分ほら、家出です。すぐに戻ってきますよ』
国木田「そうか」
国木田さんのように資料を持ち、元の場所に仕舞った。
あ、これあれだ。
あの、黒蜥蜴襲撃の
そう思っていたその時、バンッと扉が壊されて黒服の人達、通称"黒蜥蜴"が来た。
広津「失礼、探偵社なのに事前予約を忘れていたな。それから叩敲も」
広津「多目に見てくれ。用事はすぐ済む」
『──黒蜥蜴』
広津「あ、貴方は……!」
とりあえず、他の人みたいに倒した方が良いよね。
私は得意の体術で、敵を倒していく。
『よいしょ』
「がっ……!!」
「うがっ……!!!」
目の前から来た男を蹴りあげる。
ついでに、後ろから来たヤツも回し蹴りをして倒す。
江戸川「お見事!」
『あ、ありがとうございます』
乱歩さんに褒められて、少し嬉しくなる。
よし、頑張ろう。
『はい、ドーン』
「ぐっ……!!」
「ひっ……!」
ふと辺りを見ればとても綺麗に人が山になっていた。
しかも、その上に賢治くんが座っている。
『え、こわ』
賢治くんが一番恐ろしい気がする。
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作者名:シザンサス x他1人 | 作成日時:2020年7月26日 18時