○ ページ19
┈
太宰「じゃ私は?」
敦「太宰さんは……」
普通なら想像つかない、太宰さんの職業。
もちろん普通なら……ね。
国木田「無駄だ小僧。探偵社の七不思議の一つなのだこいつの前職は」
谷崎「最初に中てた人に賞金が有るンでしたっけ」
太宰「そうなんだよね。誰も中てられなくて懸賞金が膨れ上がってる」
国木田「俺は溢者の類いだと思うがこいつは違うと云う。しかしこんな奴が真面な勤め人だった筈がない」
探偵社の七不思議の方が気になるんだが。
敦「因みに懸賞金って如何ほど……」
太宰「参加するかい?賞典は今__七十万だ」
額を聞いた途端に中島くんが目の色を変えた。
金に釣られたなこれ。
敦「中てたら貰える?本当に?」
太宰「自 殺主義者に二言は無いよ」
そこから中島くんは、手当たり次第役職を述べていった。
しかし、どれも違う。
国木田「だから本当は浪人か無宿人の類いだろう?」
太宰「違うよ。この件で私は嘘など吐かない」
あぁ、この流れは────
太宰「Aちゃんは何だと思う?」
.
75人がお気に入り
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シザンサス x他1人 | 作成日時:2020年7月26日 18時