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103話 ページ10

勇次郎side

さっきの陽愛のうちわはびっくりした

まさかの告白してだなんて

見た時急いで愛蔵に相談した

勇『陽愛と涼海さんがうちわを!返した方がいいのかな?』

愛『まじか。俺は応えるけどな!』

こいつまじかと思った


でも、ファン公認だし

隠さずに陽愛と2人で入れるのは良い


〜楽屋〜

愛蔵はちょっとマネージャーに呼ばれて今はここにいない

勇「はぁーあと四日か」


長いな



コンコン

勇「はーい」

陽「入ってもいい?」

陽愛!?なんで

勇「いいよ」

ガチャ

陽愛だ……

勇「どうしたの!?陽愛!どうやって?」

陽「ママが入ってもいいよって……」

勇「あ、そうなんだ」

陽「勇次郎!ライブかっこよかったよ!」

勇「ありがとう。そうだ、涼海さんは?」

陽「あ、途中で愛蔵に捕まってたよ」

あいつ……はやいな


この3日陽愛に会わずに頑張った

離れたことがないから結構キツかった

離れてもすぐ会える距離にいたから……

ちょっとくらいワガママ聞いてよ?陽愛

勇「陽愛」

陽愛にキスをしようと思っていた時だった


バンッ

不意にドアが開く

そこには愛蔵……でもなく涼海さんでもなく

同い年くらいの女子


女子「ひどいよ!勇次郎くん!」

?……なんでだ?

女子「ずっと勇次郎だけを思って……桜丘高校に転校手続きまでしたんだよ!?なのに……!」

勇「え、転校?」

女子「そうよ!なのにその女と付き合ってるなんて!」

陽「ご、めんなさい!」

陽愛?……陽愛が謝ることじゃないのに

勇「てか、君はどうやってここまで入ってきたの?」

女子「それは!」

バタバタ

ス「いたぞ!そこの君!入っちゃだめだ!」

女子「あ!……勇次郎くん覚えといてよ!そこの女も!」

ス「何してんだ!ごめんね!勇次郎くん」

勇「大丈夫ですよ!」

バタン

陽「なんかごめんね?勇次郎」

勇「なんで陽愛が謝るの」

陽「だって……!でも、あの子転校生だよね」

勇「二学期から来るんじゃない?」

陽「なにか悪い予感がする……」

勇「俺も。」


陽「てかあんなに熱中するファンいるんだね!」

勇「ちょっと過激だけどね」

陽「大丈夫!私が勇次郎を守るからね!」

勇「守るのは俺の方だっつーの」

陽「そっか!」

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:kerota | 作成日時:2018年8月19日 2時

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