姉と弟AnotherStory

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昨日とは違う落ち着いたナースステーションに着いた。






俺そこら辺のやつより入院患者っぽいやん笑






「あのっ、....



循環の桐山先生って、いらっしゃいますか、？、」






「桐山先生ねー、はーい。ちょっと待っててや。

多分今休憩やわ。




兄ちゃん、名前は？」





「あっ、中間です、」









.









「大毅くんっ？！その足どうしたん！！」







うわっ、びびった。この熊いつも突然声掛けてくんねん。しかも大声。






「ちょっと.......、まあ。




それより、




あの、昨日田中くんにプリント渡してくれましたよねっ、？」






「あ、うん。渡したで？なんかあった？」







「いやっ、別に何でもないんですけど、


田中くんに会えたりしますかっ、？」







「おお、ええよええよ。車椅子押すな。」







桐山先生は何も理由を聞かず、田中の病室まで連れてきてくれた。







コンコン、







「あのっ、田中...くんっ、



昨日プリントを手渡せなくて、ごめんなさいっ、




これで許してください、っ」







「うわ、誰かと思ったらお前かよ笑


はっ、きも笑


昨日病室入ってくんなって言ったやんな？

しかもなんか足怪我しとるし、キモすぎ笑


ほんまに、先生にちょっと嘘言うたら、先生すぐ信じるしな笑


お前先生からも嫌われてんの？まじで生きてる価値無さすぎ笑


じゃ、おつかれー笑」





田中は桐山先生がいたのに気づいてへんかったみたい。





無理矢理扉を閉められた。





桐山先生は呆然としとったけど、いつものことです、って伝えてロビーまで戻った。

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