マネージャー嫉妬させた奴が勝ちな【ブルーロック】

嫉妬させたい3 ページ4

3日目:千切 豹馬の挑戦










2人が面白そうなことしてるなと思って寄ってみたは良いものの。









いざ嫉妬させるって言っても、よく分かんねぇもんだな。









｢手っ取り早いのは・・・やっぱ匂わせとかか？｣









でも、匂わせられるような相手もいねぇしな・・・。









｢・・・あ｣









あるじゃん、匂わせ出来そうなやつ。



















｢千切くん、洗濯物がまだ出てなかったんですけど・・・｣









｢あ、悪い、忘れてた。今から部屋行くから、ついてきてくれるか？｣









｢はい、構いませんよ｣









よし、作戦通りAを部屋に連れてこれたな。









｢ちょっと散らかってるけど、まぁ許してくれ｣









｢はい、もう慣れてますから｣









ニコリ、と人あたりの良さそうな笑顔でケロッと言うAだが、正直ちょっと恥ずい。いつもこんな汚い部屋掃除してくれてるんだよな・・・。ちゃんと凪に言っとこ。









｢・・・っと、洗濯物・・・あ、これ｣









クルリ、とAの方を振り向くと、何やら一点を見つめていた。









Aの視線の先には、女性用のヘアゴムが。









勿論、それは俺が用意したもの。ヘアアレンジのために姉ちゃんからパクってきたけど、まさかこんなところで役に立つとはな。









｢・・・あー、悪い。見なかったことにしてくれるか？｣









｢え、あ、はい。勿論です｣









少し気まずそうな演技をすると、コロッと騙されて少し焦った様な表情をしたA。チョロ。









｢・・・彼女さん、いるんですか？｣









｢・・・あんま、触れないでもらえると嬉しいんだけど｣









やはり気になるのか、ソワソワしながら俺にそう聞いたAに、ぶっきらぼうに返す。ヤバい罪悪感で死にそういっそ殺せ










｢・・・す、すみません。踏み込みすぎましたね｣









あはは、と空笑いを浮かべた後、洗濯物を手に、そそくさと出ていったA。









｢・・・俺死のうかな｣









｢うわ、潔見て、千切がスライムになってる｣









｢えっ！？ど、どうした千切・・・ておい凪！！お前まで真似するな！！！｣









千切 豹馬 失敗

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