兄妹でも、幸せになりたい。【竈門 炭治郎】

幸せって。20 ページ26

「そういえばお兄ちゃん。」

炭治郎「？どうした？」

「禰豆子、元気にしてる？」

炭治郎「禰豆子か？・・・そう言えば、Aは・・・。」

「・・・うん、あの時以来会ってないんだよね。だから、会いたいな、って・・・。」

元気だよね、禰豆子。鬼になっちゃった、けど・・・。

炭治郎「・・・会うか？」

「え？」

炭治郎「俺の背負っている箱に入っているから、部屋に戻ったらいるはずだぞ！・・・今は寝てるかもしれないが。」

・・・禰豆子に・・・。会いたい。

・・・寝てるかもしれないらしいけど。それは物凄く申し訳ないけど！！！

・・・話したいな。色々な事。

禰豆子にも、相談したい。

お兄ちゃんの事が、好きな事。

「・・・じゃあ、会っても良い？」

炭治郎「ああ！良いぞ！」

そう言って、お兄ちゃんは笑った。

待って笑顔が眩しい好き←

炭治郎「じゃあちょっと待っててくれ！胡蝶さんに少し話をしてくる。」

「あ、うん！！」

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ、ﾊﾟﾀﾝ

「・・・はぁ。」

緊張したなぁ・・・。好きな人とこれだけ喋れる私凄くない？？

・・・禰豆子、ごめんね。守ってあげられなくて。

私があの時、家にいたら。

皆の事を、守ってあげられたのかもしれない。

・・・ごめんね。

炭治郎「A！待たせたな！行こう！」

「あ、うん！」

お兄ちゃんについていき、部屋に入ると、

炭治郎「これが禰豆子だ！！」

「・・・箱？？」

箱が禰豆子・・・？お兄ちゃん疲れてるのか・・・？？

・・・あ、そう言えば。

柱合会議の時に不死川さんが箱持ってたな。

確かあれ禰豆子の味、それから鬼の味がしたから・・・,

あれか！！(遅い)

「・・・まって。今昼じゃん。」

昼は鬼出てからないのでは？？

炭治郎「・・・確かに！！！」

あれ、もしかしてうちの兄って天然？？？

え、可愛いかよ。

炭治郎「取り敢えずカーテン閉めるな！禰豆子に話しかけてやってくれ！俺は一旦出る。」

「あ、わかった！！」

私がそう言うとお兄ちゃんはニコッと笑って出て行った。

「・・・ねぇ、禰豆子。寝てるかもしれないけどさ、私の話、聞いてくれる？」

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