兄妹でも、幸せになりたい。【竈門 炭治郎】

幸せって。15 ページ21

美智子さん「・・・私の娘を食べている、謎の生き物がいました。」

・・・謎の生き物・・・。

その謎の生き物っていうのは、鬼の事だろう。

「・・・つまり、娘さんは・・・。」

美智子さん「・・・えぇ、もう、既に・・・。」

「っ・・・。そうだったんですね・・・。」

辛かっただろうに。悲しかっただろうに。愛する娘に、先に旅立たれたと言うのに、これから先も、今迄通り生きていくしかないんだ。

なんて残酷な世の中なのだろう。鬼さえいなければ、こんなことは・・・。

「・・・あの、その生き物は、鬼と言う人間を喰う生き物だと考えられます。その鬼の特徴を、教えていただけませんか・・・？」

美智子さん「・・・はい。その鬼は、確か・・・。」

それより、さっきから何か変だ。

私の真横で、









鬼の味がする。

時透「その鬼ってさ。」

「？無一郎君？」

時透「こんな感じじゃなかった？」

「！？」

その途端、無一郎君が鬼に変わった。

やっぱり、鬼だったんだ・・・！でも、いつから・・・！それに、本物の無一郎君は・・・！？

美智子さん「っ・・・！あ、貴方は・・・！」

鬼「こんにちは、鬼ちゃんです☆」←

「いや草」←

待って、そんな事言ってる場合じゃなくない？？

美智子さん腰抜けてるんだよ？

逃さなきゃ駄目じゃない？

街に出たら安全だろうな。て今昼だよ？あ、ここ陽が当たらねぇわ。

外に出したら美智子さんを追うことは無いはず・・・。

出来るだけ、屋敷を壊さないように・・・。

「美智子さん！動けますか！」

美智子さん「え、ええ、何とか・・・。」

「なら良かったです！無理をせず、外に逃げてください！もしくは、陽の当たる部屋へ！！そうすれば、この鬼は来ないので！」

美智子さん「わ、分かりました！貴方も、気をつけてくださいね！」

「はい！出来るだけ屋敷を壊さないようにします！この屋敷弁償するの嫌なので！高そうだから！」←

美智子さん「」

くそっ、怖すぎてもう喋れなくなっている！←

美智子さん「じゃ、じゃあ、頑張って下さい！すみません！有難うございます！」

「いえ！早く逃げてください！」

鬼「ここまで黙ってた俺偉くね？」←

「それな？」←

鬼「ってまぁ、逃がさねぇけど。」

この鬼はどんな魔法を使うんだ！？←

鬼「よいしょっと。えーっと、これで良いかな？」

「また無一郎君の姿に！？」

てかあの子何処！？

鬼「霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り」

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