【悲報】神代 類、初対面の女子に振られる【神代 類】

出会いは突然に ページ7

｢うう、結局噂の神代さんには出会えなかった・・・｣




｢だから言っただろう、こんな朝早くには来ていないと｣




司のバサッと切り捨てるような言い方に少し、いやとても傷つきはしたが、私はめげない。





｢きっとそのうち出会えるよね・・・！！！｣




｢ああ、そうだな(棒)｣




どうしよう、司が面倒くさがっているのが嫌でもわかる。





｢神代さんと出会えた時は、応援してね！！｣




｢・・・ああ｣





よし、司にも応援してもらえることが決定した。東雲くんも応援してくれたし、気合い入れるぞ！！！！





｢・・・・・｣






__________昼休み




担任のハゲに雑用を押し付けられた帰り道、廊下をキレながら歩く。





あのハゲ、なんでも私に押し付ければ良いってもんじゃねぇんだぞ、私が押しに弱いのをいい事に・・・！！！！！




心の中で文句を言っていると





｢落としましたよ｣





肩をとん、と叩かれ、そう声をかけられた。





なにか落としたかな。全然気付かなかった。





｢あ、ありがとうございます｣





後ろを振り向き、拾ってくれた人の顔を見る。




紫色の髪に、水色のメッシュ。それに、黄色の目。





・・・間違いない。この人が。





__________神代 類

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