連続セクハラ事件 ページ13
「……ん、……なに、なんで……」
目が覚めました。
隣にまーしぃがいます。
「……まーしぃ、おきて、」
「……なんなん……うっさいわぁ……」
「…………は？」
辺りを見ると、確実に私の部屋。
なのに、何故まーしぃがいるの。
寝起きが悪いタイプなのか、眉間にシワを寄せて布団にくるまっている。
イケメンだからそれすらも様になってるけど、セクハラだよ？ねぇ。
さかたんに引き続き、次はまーしぃがセクハラとは……この館どうなってんの。
「ｹﾎｯ､ｹﾎｯ……ん”ん”っ……あー、喉いてぇ。」
「……風邪ひいたん？」
「んー、わかんない。まぁ、あの雨の中走ってろくに髪も拭かなきゃなるかもね、すぐ治るよ、だいじょぶ。」
「顔、赤いけど」
「気のせい。病は気から。」
「……おやすみ」
「いけません。おきて。」
「おかんみたいなこと言わんといて、センラくんで十分やわ。」
「僕がなんですって？」
「せやから、センラくんみたいにぐちぐち言わんといて、ってゆーてるや……ん、…………」
「へぇー、僕、そんなぐちぐち言うてたんやぁ、」
「ち、違ｯ、誤解や、誤解」
突然現れたセンラさんによってまーしぃはずるずると連れていかれた。
起き上がると全身が重くて、暑い。
あと舌が痛い。
全く記憶がないけど、多分、誰かに聞けば教えてくれる。
今来ているシャツを脱いで、別のに着替えてからリビングに向かった。
廊下の時計は8時を指している。
みんな起きてるのかなぁ、なんて思いながら、重たい足を動かしていると、後ろから声をかけられた。
振り返ると、たぬきさん。
「おい、体だいじょ、、、はぁ!?!?!?ばっかじゃねぇの!?なんでそんな格好してんだよアホ!!!」
顔は真っ赤。
私には貴方の考えが理解できないですねぇ、たぬきさん。
「暑っついの。」
「っだから、って、そんな格好じゃなくてもいいだろ!!!キャミソールに短パンとか、巫山戯てんのか、てめぇ!!!」
普段なら言い返せるんだろうけど、そんな気力も残ってない。
「先いくね、たぬきさん」
「うらた、って呼べ！！ちょ、おい！！」
気にしない、気にしない、
そう思って足を動かすと、視界が歪んだ。
瞬間、ひんやりしたものが私を支えた。
「お前、やっぱり熱あんじゃねぇの？」
「ない。」
「いや、こんな顔赤くなってたら絶対あるだろ。…ちょっと来い」
そのままたぬきに誘拐されました。
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ての(プロフ) - Naoさん» ありがとうございます！頑張りますね、！ (2019年11月21日 22時) (
レス) id: 8747774e09 (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - 今までのアルバムのソロ曲の歌詞が出てきて、その歌詞のおかげでどんな状態なのかもよくわかって、すごく読みやすいし、面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年11月21日 16時) (レス) id: b92cb2f456 (このIDを非表示/違反報告)
ての(プロフ) - ミトさん» 嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年11月18日 23時) (レス) id: 8747774e09 (このIDを非表示/違反報告)
ミト - 初コメ失礼します。 読んでいて、すごく面白かったです!続き楽しみにしてます。 (2019年11月18日 23時) (レス) id: d0ac5e5cac (このIDを非表示/違反報告)
ての(プロフ) - Naoさん» 気づいて頂けて嬉しいです、ありがとうございます！ (2019年11月18日 22時) (レス) id: 8747774e09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ての | 作成日時：2019年11月17日 21時
