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夏祭り当日。
こーじに家に来いと言われたので、こーじの家に向かう。
インターホンを押すとこーじが出てくれた。
向井(A、おはよう！今日はラウールとデートやろ？はよ、おめかしするか！)
デートという聞き慣れない言葉に驚いたが、中に入るとこーじのお母さんがいた。
こーじ母(こんにちは！Aちゃん！こーじから話しは聞いてるで！こっちおいで！)
私はなかば強引にこーじママに連れられ浴衣を着させられた。
こーじママはとても手慣れていて作業がとても早かった。
浴衣は綺麗な紺色ですごく大人っぽかった。
私なんかに似合うだろうか？
こーじ母(はい、浴衣完成！めちゃくちゃ似合ってる！かわいいで！こーじ来てぇー！)
こーじママがこーじを呼ぶ。
こーじが急いで駆けつけた。
向井(うわ！めっちゃかわいい！似合ってるやん、A！)
私(そうかなぁ。)
かわいいと、言われ慣れてなくて恥ずかしい。
こーじ母(次はメイクやな！)
私(えっ！メイク？！？！私、メイクなんて初めてですよ！)
こーじ母(大丈夫！私がやるから！はい、座って！)
またなかば強引に連れられこーじママのメイクが始まった。
見たことのない道具がいろいろ出てきてなんだか緊張する。
こーじ母(はい、完成！元が良いから薄いメイクが合うね！こーじ来てぇー！)
向井(はーい！)
結構早めの再放送だ。
きっと、とても仲がいいんだろうなぁ。
すごく微笑ましい。
幸せな気持ちになった。
向井(うわぁ！かわいい！きっとラウール喜ぶで！)
また恥ずかしい気持ちになった。
こーじとこーじママにお礼を伝えて家に帰った。
帰り道、いろいろな人の視線がとても痛い。
自然と一歩一歩が早くなっていた。
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作者名：パプ子 | 作成日時：2022年6月16日 23時
