・ ページ13
Aside
勉強会の帰り道。
いつもはこーじが駅まで送ってくれるが今日はラウが居るからか、送ってくれないっぽい。
さっきっからラウに話しかけてもよそよそしい。
反応が薄い。
私何かしちゃったかな?
そんな沈黙を破ったのはラウだった。
ラウール(あの・・・、A先輩・・・)
私(何?)
すごくタジタジしている。
屋上で出会った時みたいだ。
私(どうしたの?そんなに緊張して・・・)
ラウは深呼吸をしてこう言った。
ラウール(僕と今度の夏祭り、行きませんか!!)
私(えっ!!)
突然の誘いにビックリした。
嫌われてしまったのかと思っていたので安心した。
私(良かったぁ)
ラウール(えっ!)
私(ラウに話しかけても反応が薄いから、嫌われたのかと思ったの!だからホッとしたぁ。)
ラウール(そうだったんですか?)
私(そうだよ!よそよそしいのやめてよ!)
ラウール(すみません。でも、A先輩僕に嫌われるの嫌なんですね。嬉しいです!)
私(そりゃあ友達に嫌われるのはイヤだよ。)
ラウール(友達か・・・)
私(何か言った?)
ラウール(いえ、何でもないです。)
ラウが何か言ったけど、何でもないらしいから気にしないようにした。
ラウール(で、夏祭りどうします?行ってくれますか?)
私(予定ないと思うから大丈夫。行こう!)
ラウール(ほんとうですか?!?!)
私(うん!こーじも誘う?)
ラウール(いや、こーじくんはいいです。)
私(そう?)
こーじはいいらしい。
あんなに仲良さそうだったのに。
ラウール(二人きりで行きましょう!すごく楽しみです!)
私(そうだね。私も楽しみ!)
そんなこんなでラウと夏祭りに行くことが決まった。
すごく楽しみだ。
54人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:パプ子 | 作成日時:2022年6月16日 23時