夢=現実 ページ44
僕のツムジにポッポして「おやすみ、あったかくして寝て」と言ってハニヒョンは部屋を出て行ってしまった…。
[今起きたことは何？夢？僕の妄想？]
頭がパンクしそうだし顔が熱い。さっきまで僕は失恋して落ち込んでいたはずなのに…。こういう時は…
「うん、寝よう」
今日はもう寝てしまおう。きっと朝には冷静になって頭も整理できるはず。気のせいかドアの向こうがなんだか騒がしい気がするけど…無視して今日は寝る！
.
目が覚めたらいつもの起床時間だった。うん、普通だ。窓から見える風景も、鏡に映る自分の姿もいつもと同じ。きっとあれは夢だったんだ。今日もSVTのマンネとしてcaratのために頑張る1日を過ごせばいい。
いつも通り走りに行って、帰ってきてシャワーを浴びて、みんなの朝食の用意をするんだ。
.
今朝は王道メニューにした。トーストにハムと一緒に焼いた目玉焼き、コーンスープ、ヨーグルトをかけたバナナ。バターかジャムかはお好みで。
次々にヒョン達が起きてきた。寝癖も起き抜けの顔もいつも通り(ジュニヒョンはソファで目開けて二度寝中)。そう、何も変わってない…はずだった…。
JS「A、ハニ起こしてきてくれない？」
「え？」
いや、いつもは起こしに行くけど…なんか今日は行きづらい…。
JS「早く早く！いつも起こしてるでしょ」
そう追い立てられたら行かざるを得ない…。
部屋に入ると一つだけこんもりしたベッド、主はまだ夢の中みたい。
「ハニヒョン、起きて」
JH「んー…もうちょっと…」
反応もいつもと同じ。でも、もうちょっとを許してたら遅刻する。
「もう起きないと、マネヒョン来ちゃう」
JH「じゃあ…A、ポッポして？」
…んぁ？これいつもと違う！冗談はいいから起きてよ！
JH「冗談じゃない。ポッポしてくれたら起きる」
「…もう一生寝てていいよ…」
笑いながらようやく布団から顔を出した天使様。…なんだか目が合わせにくい…。
JH「ポッポは諦めるから引っ張って起こして？」
ワガママ天使め…しょうがないから手首を握って引っ張った。…次の瞬間、何故か僕はヒョンの腕の中。
「ちょっ…ヒョン！」
JH「捕まえた…おはようA」
そう言って僕のおでこにポッポをかまして、先に部屋を出て行くハニヒョン…。起こしに来てあげたのにおいて行くな…。
こんなこと今までなかった。…昨日のアレは夢じゃなかったんだ…。僕はこの時から『いつも通りの自分』を演じるのに頭を悩ませるようになった。
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おもち(プロフ) - まるさん» いつも読んでいただきありがとうございます。ハニさんとマンネをここまで応援していただけるなんて、おもちも感無量です( *；∀；) (2021年12月14日 1時) (
レス) id: 8e4f645f7f (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - mocaさん» ニヤニヤしていただけたなら、成功ですwありがとうございます。読み返していただけるなんて嬉しい限りです。 (2021年12月14日 1時) (レス) id: 8e4f645f7f (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - hanaさん» いつも応援していただきありがとうございます！ハニさんもお褒めの言葉を頂けて喜んでいることでしょうw hanaさんのように続きを待ってくださってる方がいるなら【5】も頑張ってみましょうかね(´∀｀*) (2021年12月14日 1時) (レス) @page50 id: 8e4f645f7f (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - おめでとう泣泣泣！これからも2人を応援しています！ (2021年12月13日 22時) (レス) @page50 id: d64eb668e3 (このIDを非表示/違反報告)
moca(プロフ) - キャー！やばい！って心の中で叫んじゃいました笑笑ニヤニヤが止まらないです！もう一回最初から読んじゃいました笑笑 (2021年12月13日 21時) (レス) id: bd82834e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち
| 作成日時：2021年11月20日 19時
