宣言(JH) ページ43
何かに耐えるかのような顔をしながら俺の好きな人について「知りたくない」と言ってくる。
A「ヒョンはヒョンの好きな人と幸せになってくれればいい、僕は応援するよ。でも僕に相手がどんな人で誰なのかなんて話さなくていい」
まるでわかってない。鈍感でトンチンカンですっとこどっこいな俺の好きな人…。恋愛偏差値0のお前に応援されても困るんだよ。理解して、愛してもらえなきゃ…意味がないんだ。
「…俺はなんとも思ってない相手に、会社の禁止指示を無視して電話したりしない。なんとも想ってない相手を、わざわざ飛行機に乗って海外まで迎えに行ったりしない。変な男から守るために、キスするフリなんて…。そんなの誰にでもするはずないだろ」
A「…ヒョン、僕以外に…好きな人にもしてたの…？」
…なんでそーなる。
本当に自分のことだなんて思ってないんだな…。
「お前だけ。お前にしかしてない」
A「…ん？…うーん、と…」
ものすごく長く感じる時間だけど、自分で気づいて欲しくて俺は黙って待つことにした、Aが答えを見つけるまで。多分数十秒だったと思う。何年も待ってる気分だったけど、ゆっくりこっちを見上げてきたAの顔が…真っ赤で、なんだか嬉しくなった。
A「え…ヒョン…あの…僕だけって」
「俺はお前を1人にする気も、誰かに奪われる気もサラサラない。もう2ヶ月どころか1日でも離れたくないし、誰にも渡したくないって思ってる」
A「ヒョン…ちょっと待って…」
「もう待つのヤダ！」
「ヤダって言われても…」と視線をキョロキョロ泳がせて、恥ずかしいのか今度はこっちを見なくなった。
「これからはお前にちゃんと伝わるようにするから。覚悟しろよ」
ハッキリ気持ちを伝えるのは、もう少しだけ後の楽しみに取っておくことにする。今日はもう頭がパンク寸前のはず、このくらいで許してやろう。
いつもより優しく頭を撫でて、いつものようにAに尋ねる。
「A、ヌグエギ？」
俯いてても、わかるよw耳まで真っ赤だね。でも聞きたいんだ、俺の気持ちに気づいた後のAから。
「Aー」
A「…ジョンハニヒョン…エギ…」
可愛くて、愛しいから…目の前にあるツムジにキスをした。
[早く俺に堕ちてきなよ…]
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おもち(プロフ) - まるさん» いつも読んでいただきありがとうございます。ハニさんとマンネをここまで応援していただけるなんて、おもちも感無量です( *；∀；) (2021年12月14日 1時) (
レス) id: 8e4f645f7f (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - mocaさん» ニヤニヤしていただけたなら、成功ですwありがとうございます。読み返していただけるなんて嬉しい限りです。 (2021年12月14日 1時) (レス) id: 8e4f645f7f (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - hanaさん» いつも応援していただきありがとうございます！ハニさんもお褒めの言葉を頂けて喜んでいることでしょうw hanaさんのように続きを待ってくださってる方がいるなら【5】も頑張ってみましょうかね(´∀｀*) (2021年12月14日 1時) (レス) @page50 id: 8e4f645f7f (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - おめでとう泣泣泣！これからも2人を応援しています！ (2021年12月13日 22時) (レス) @page50 id: d64eb668e3 (このIDを非表示/違反報告)
moca(プロフ) - キャー！やばい！って心の中で叫んじゃいました笑笑ニヤニヤが止まらないです！もう一回最初から読んじゃいました笑笑 (2021年12月13日 21時) (レス) id: bd82834e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おもち
| 作成日時：2021年11月20日 19時
